阿修羅ワークスプラグイン講座33 中間のキーフレームを増やして狙った文章に近づける マジカルリライトポスト13

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次に狙った文章に近づけるコツを説明します。

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よろしくお願いします。

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改めてランファさんに質問ですが、マジカルリライトポストは「なにをどうしてくれるツール」だと思いますか?

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うーーんと、「○○○○」の部分を考えてくれるツールですよね?

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そうですね。
前述したように「私は○○○○した。」「○○○○」を自動で考えてくれるツールです。
ただ、自動で考えてくれるといっても、意図しない組合せも随分あるわけです。

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たしかに。

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「私は○○○○した。」「○○○○」には何が入るでしょうか?
「歯磨き」かもしれないし、「食事」かもしれないし、はたまた「毎年健康診断を受けています。昨年は心電図の異常を指摘されましたが、今年は正常で」という長い文章かもしれません。

ちなみに「毎年健康診断を受けています。昨年は心電図の異常を指摘されましたが、今年は正常で」というのはマジカルリライトポストを使って取得した結果です。

話は戻ります。
「○○○○」には何が入るか? 文字数に縛りがなければ無限の組み合せがあるということが分かって頂けたと思います。

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なんとなく分かってきましたよ。
自分が意図した文章を得るには、もう少し細部を指定してあげればいいわけですね?

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その通りです。
「文章を細分化して特定する」ということが大事なんです。

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具体的にはどういうことなんでしょうか?

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さきほどの「私は○○○○した。」という穴埋め問題はかなり漠然としていましたので、もう少し具体化するために細分化して、物事を特定してみます。
以下のようにしてみます。

「私は○○○○学校で○○○○した。」

今度は「○○○○」が二箇所に増えていますね。
得られた結果は以下の通りでした。

私は食べたいときに食べ、眠たいときに寝て、外に出たいときに出て、勉強したいときにする、そんな生活がしたかった。
学校でも少人数制であるため、同級生や他学年、先生方と距離が短く、相談しやすい環境にあり、不安なく勉強や実習に取り組むことができました。
今度は内容もガラリと変わり、より具体的になりましたね。

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「○○○○」の部分が二箇所に増えるだけでより具体化するんですね。

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そういうことです。
要するにアニメーションのセル手法と同じで、中間のキーフレーム(キーワード)を指定するほどより具体的な文章になるし、中間を省略すればするほど曖昧な文章となるわけです。

あまりにも具体的にキーワードを指定していくと一から文章を書くのと変わりがなくなってしまうため、いい感じに省略しつつ狙った文章になる自分なりのテンプレートを見つけていくのがこのツールを使いこなすキモとなっていきます。

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じゃあこんなのはどうですか?

第一段落 むかしむかし○○○○おじいさんとおばあさん○○○○いました。
第二段落 おばあさん○○○○川へ洗濯○○○○した。

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やってみましょう。
メインキーワードは「むかし話 桃太郎」にしましょうか。

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結果はこうなりました。

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うーーん、長くて意味不明な文章ができちゃいましたね……。

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マジカルリライトテストではデフォルトでは最も長文を最初に表示するので、もっと短い文章も [ ランダム生成する ] ボタンを押して見てみましょう。

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800文字~2000文字未満の中でいい感じのものが作られていました。

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むかしむかし、ある山に、おじいさんとおばあさんがいました。
おばあさんは川へ洗濯に向かった。ここまでは平生の日課とたがわない。

しかし老婆が不可思議なものを見た。洗濯の途中、何やら川上のほうで、どんぶらこ、どんぶらこと音がしたのでそちらを見ると、驚愕、実に巨大な桃が流れて来るのである。
老婆は、危うく腰を抜かしそうになりながら桃を拾い上げる。思いのほかに軽い。

洗濯物もそのままに、桃を持ち帰って老爺に見せた。
老爺は、二つに割ってみようと云うと、斧を持ってきて桃を半分に切った。
泣き声が聞こえる。桃の中に赤ん坊が居たのである。非常に泣き声の威勢が良い。

二人は之を桃太郎と名附けた。桃太郎は、日に日に大きくなって、老夫婦を毎朝驚かせた。
一週間もすれば別人のように大きくなる。物覚えも速く、生れて二十一日で基本の読み書きと算数をすっかり呑み込んで仕舞った。

そのうち体つきが殆ど成人のごとくになり、相撲で負けなしの勇壮な男となった桃太郎は、或る日、このごろ暴れているらしい鬼を退治しに、鬼ヶ島まで出かけたいと云った。

止めても聞かぬので、せめてもの援助とて、老婆はきびだんごを、老爺は「日本一」の字の輝かしい旗を拵えてやって、桃太郎を見送った。

さて森を通るとき、桃太郎は初めに犬と出会った。この犬はきびだんごが気になるらしいので、桃太郎は畜生の浅ましさに漬け込むつもりで、鬼ヶ島までついて来ないかと誘った。仲間が一匹増えた。

こう云う交渉は、このあとも起る。二度起る。即ち猿と雉である。
犬と猿はきびだんごの為めに命をかけるが、雉は危なくなれば自分のみ飛んで逃げる考えらしい。
斯くて四人、鬼ヶ島へ向かった。 海に来た。

桃太郎は近所の漁夫に舟を借りて、雉に物見、犬と猿に漕ぎ手をさせ、自分はただ坐して、ときどき彼らにきびだんごを遣った。
呑気な犬と猿はそれで何も思わないが、雉は快からず思っていた。

しかしきびだんごが存外に美味なので結局は黙って従うのである。
見えました、と雉が云う。みな気を引き締める。鬼が来航を察知した。
※読みやすいように改行しています


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おおーーっ。桃太郎の話になってる(笑)

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そうですね。
ランダム生成された文章の中に桃太郎っぽい話ができてはいるんですが、まだまだノイズが多く無駄な文章が作られています。
なんでか分かりますか?

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細部が曖昧だからですか?

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それもあるんですが、一番大きい理由は「前置詞」「助詞」ですね。
マジカルリライトポストはネットに存在する文章をウェブサイトを横断的に抽出するんですが、「私は二十歳」「私が二十歳」という似たようなニュアンスの表現を区別してしまうんですね。

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「は」「が」の違いで抽出に違いが出るということでしょうか?

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そういうことです。
「私は二十歳」はヒットするけれど「私が二十歳」ではヒットしないということがあったりします。

この辺、書き手がプロの作家ではなく素人なので表記揺れとか掛かり言葉が適切でなかったりなど原因は様々です。
サンプルとなる文章がたくさんあれば「私は二十歳」「私が二十歳」も両方のパターンの文章はあるとは思いますが、マイナーなテーマの文章だと「は」「が」の違いで抽出できないということがあります。

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ふ~~~ん、ややこしいんですね。
なにか解決方法はないんですか?

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あります。オプションを使用します。


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