人間に自由意志は存在しない リベットの実験

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人間に自由意志は存在しない?
そんなわけないだろう?

そして、みんな以下のように思ってますよね?

①意思決定⇒②脳波⇒③運動

ほら、意思が一番最初にあるから動くんだろう?と。

例えば、
①指を動かしたいという意思決定がまず最初にきて
②次に脳が指を動かせという指令を出して
③実際に指が動く

という流れが通常だと思われているが、


リベットの実験によると
実際は、

脳波⇒意思⇒運動の順だという。

脳波の0.35秒後に意思が形成され、
その0.2秒後に運動が開始される。

意思はあとから形成されるのです。
指を動かしたいと自分で思う前から
指を動かす指令、脳波が出ているのです。


どういうこと?
自分の意思よりも先に脳が勝手に反応して
勝手に動いてるって。

そもそも意思があとから形成されるなら
一番最初の脳波はなぜ発生しているのか?

意思があるからそれに合わせて脳波が現れるんじゃないの?

リベットは初めに脳が無意識で動き出し
その後「動かそう」という意思が形成されると主張しました。

それはつまり
動かそうと思う前からすでに身体を動かす命令が脳波から出ているということになる。
リベットは意思自体が後付けの錯覚だと言っています。


だがリベットは実験の最中、
確かに自発的な行動を人間の意思で行うことはできないが、
その脳の命令を自身の意思で拒否することはできることに気づいた。

実際に行動する約0.2秒前なら脳が指令する動作を拒否可能だと報告されている。
つまり、人間は自分の意思で何か行動することはできないけど、
脳が勝手に体を動かそうとする命令を拒否することはできる。



というような話ですが、

無意識という意識が脳波を発生させて
顕在意識がそれを自分の意思(0.2秒以内なら拒否可能)だと後付けし思い込み、
行動する、

無意識⇒脳波⇒意思(顕在意識)⇒運動

という流れということです。



以前に
「人間とは
自分の意志で何かを決めたと思っていても、
実は潜在意識や無意識にあらかじめ存在するプログラムに従って自動反応しているだけ。
顕在意識の役割は無意識や潜在意識がすでに決めていたことに対して、
あとからもっともらしい理由をつけることだけ。
この現象を「意図という幻想」と呼んでいる。」

と、書いたように、これがそれですよね。


受動意識仮説というのがあるのですが、
私たちの行動を決めているのは脳の無意識であり
意識はその決定を0.35秒後に受け取って
それを自分が決めたと記憶しているだけなのではないか?
という説ですね。
上記に書いたそのまんまですね。



つまり、潜在意識や無意識が最速で物事に自動反応し、
あとから顕在意識が自分の意思でそれを決めたと思い込むわけです。

ちなみに受動意識仮説は前野さんという方の主張なのですが、
ロボット工学を研究していてロボットに心を持たせるには?
という疑問から脳科学の研究に注力した方です。
おもしろいですね。

私は「人間がロボットのようにあらかじめプログラムされたとおりに自動で動いてるくせに
自分には自由意志があると思い込んでいる生き物」と考えているので。


脳波よりも先に動く無意識を
人間が到達できる最高の純粋意識である
大天使ラファエルのエネルギーパターンにすることが
癒された意識、神の癒しとなるわけですね。

あっ、大天使ラファエルとか言い出すと急にきなくさくなりますね笑
脳科学のわりとまじめな話だったのに笑


ちなみに顕在意識は無意識⇒脳波を受け取って0.2秒以内なら
それを拒否できるそうなので
0.2秒だけ自由意志があるようです。
短いですね笑

ネガティブな反応を0.2秒で拒否してポジティブに変えようとするのは
非効率というかリフレーミング(ポジティブシンキング)の辛さがうかがえますね。
最初から無意識をリフレーミング(エネルギーの変質を)した方が早い気がします。


その方法、どうやってやるかはおいおいですね。
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