シリーズでお伝えしている自律神経失調症克服マニュアルは、以下の構成で書かせていただきます。
【構成】
第一部:自律神経失調症になりやすい方の10個の特徴
第二部:自律神経失調症セルフ診断シート
第三部:自律神経失調症を患ってしまう3つのタイミング
第四部:タイプ別 自律神経の乱れを整える方法
第五部:失敗例から学ぶ自律神経失調症の克服方法
自律神経失調症克服マニュアルを作った目的は、
・自分が自律神経失調症なのかどうか分からない
・心療内科へ受診にいくべきかどうか迷っている
・鍼灸・整体などの治療を頼らずに、自分の力で自律神経の乱れを整えたい
・情報がありすぎて混乱している
このような方のために、整体業界17年目。
日本自律神経研究会で習得してきた知識と技術。
これら専門家としての視点。
そしてもう一つ。
私自身が自律神経失調症を患い克服した患者としての視点。
2つの視点を活かして、
「元気だった頃のご自身を取り戻していただきたい!」
その思い一心です。
厚生労働省の調査
平成20年度の統計によると、自律神経失調症でお悩みの方70万人以上。
そして、うつ病で悩んでいる方は100万人以上。
診断を受けていない潜在的な患者数を合わせると、800万人にのぼるといわれています。
このデータからも分かるように現代は過酷なストレス社会に入り、肉体的疲労や精神的ストレスの正しい解消法が認知されていないことを物語っています。
前置きが長くなりました。
本日は「自律神経失調症になりやすい方の10個の特徴
2個目をお伝えさせていただきますね。
【自律神経失調症になりやすい特徴:その2】
◇自己犠牲◇
つい他人のために動いてしまい、自分の自由な時間がないに等しい日常があたりまえ。
他人に尽くして他人の役に立つことで自分が満たされる。
もしくは何らかの事情で自己犠牲にならざるを得ない状況におかれている。
あなたはどれかにあてはまりますか?
一見、自己犠牲は美徳と思われがちな我が国ですが、「本当はこうしたいんだ!」という欲求を理性的に抑え込んでしまうとストレスを生じて体調をくずしてしまいます。
自己犠牲に該当される方は、できるだけエネルギーや時間を↓
自分<他人
ではなく、
自分>他人
のベクトルに修正していきましょう。
【豆知識】医療者が分りにくい、からだの不調「不定愁訴」とは?
不定愁訴とは、血液検査やレントゲンなどで明らかに身体的な原因が分からないにも関わらず、胃腸の調子が悪い・喉がつまったような感覚で気持ちが悪い・食欲がない。
あとは、頭がボーとする・眼の奥が痛い・首の筋肉がキューと引き締まる・眠りが浅いなど、体のあちこちに不調として表れる状態を示します。
検査上異常が認められず、これといった明確な治療法がない場合「様子をみてください」という説明で診察がおわるケースも少なくありません。
私が患者の頃に思ったことは「うちではなく心療内科にいって欲しい」というニュアンスの言葉と表情が印象的でした。
個人的な意見ですが、不定愁訴の状態で心療内科を受診すると、自律神経失調症と診断されると思います。※診断できるのは医師のみです
本日はここまでとさせていただきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
●自律神経失調症になりやすい特徴:特徴の3「がんばりやさん」へつづく
【このブログを書いた人】
いちかわ たけし 1974年生まれ 大阪府在住。
社会人になった頃から様々な症状で悩み、あらゆる治療を受けるも完治せず。
健康を探求する思いから整体の道を志し、中国三大医療の一つ推拿(すいな)を学ぶ。整形外科・整骨院・整体院で9年経験を積むなか、より治癒効果を上げる方法を研究する。
体と心の関係に気づき、患者様の治癒効果が上がり自らの症状も完治に至る。
2013年、整体と心理学を組み合わせた独自の健康法を確立。生まれ育った堺市で開院する。
大手クチコミサイトにて3年連続地域NO1の評価を獲得し、地域の健康作りの拠点となる。現在、一人でも多くの方に体と心を整える素晴らしさを伝えて、元気で明るい社会創りを実現するために邁進中。