HSPの気質との向き合い方〜その4後編「周囲とのバランス力」〜

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みなさんこんにちは、のっちです。

その繊細さから世の中が生き辛いと感じてHSPだと知っている人、以前のブログ『HSP診断』 で自分がHSPだったと知った方もいると思います。

しかし、HSPだったからと落ち込む必要はありません!

HSPは病気ではなく性格の特性で、5人に1人が持っていると言われている気質なんです。

今回は、HSPとの向き合い方についてお話して行きたいと思います。

前編を読んでいただいた方は、「HSPは優先順位を見失いがち?」からお読みください。

繊細さんが最初にやること

もちろん同じHSPでも人によって、大きい音は大丈夫だけど他人の声が苦手とか、そもそも大きな音が苦手だけど小さい声なら他人の話し声は気にならないなど、人によって細かくは気質が違うため、対処法もたくさんあります。

しかし、どんなタイプの繊細さんであれ、共通している最初にやることは「HSPに向き合う」ということです。

今回はHSPに向き合うための4ステップの4つ目「周囲とのバランスを整える」をテーマに解説したいと思います。

周囲とのバランスとは

HSPの提唱者であるアーロン博士も言っていることではあるのですが、HSPは外の世界と関わりを持ちすぎたり、持たなすぎたりせずに、周囲とのバランスを取ることを学んだ方がいいとのことです。

HSPはどちらかというと0か100、白か黒という物事を極端に捉えてしまうところがあるので、HSPについて、もしくは自分について知れば知るほど、非HSPの人とは関わりたくないとか、人間関係は面倒で疲れるから自分の内側にこもって生きていきたいと思うかも知れません。

しかし、非HSPの人との関係を完全に断つことは不可能です。

限りなく人との関わりを減らした生活も可能ではありますが、自分のやりたいことや理想の生活がその形でない場合は、非HSPの人とも関わっていかなくてはいけません。

ですから、周りとのバランス感覚を身に付けて、極端な思考になるのではなく「程よく」という思考で接していけるようにしていきましょう。

僕も基本的に0か100かだし、白黒つけたいし、中間という感覚が全然なくて、そのせいでイライラしてしまったり辛くなることも多いです。

今は少しその感覚に柔軟性も出てきて、以前ほど辛くなることもなくなった気がしています。

HSPは優先順位を見失いがち?

他人の影響を受けやすく、他人と自分との間に線を引くことが得意ではない繊細さんは、周りからこうしたほうがいいよと言われると「そんな気がしてきた」と優先順位がおかしなことになり、自分が大切にしたいことを見失いがちです。

他にもあらゆることに全力投球してしまう癖があるので、力を抜くのが得意でないという特徴もあります。
なので、結局大事なことが後回しになったり、まだこれ終わってないじゃん!と時間が経ってから気づくこともしばしば・・・

そんなHSPだからこそ、常に自分の大切なものは何かを考えて生活するようにしましょう。

周りに振り回されない方法

物事を判断するときの基準となるものが自分の中でふわふわしていると、周りからの影響を受けやすいです。
もちろん周囲の意見を聞くことは大事ですが、最終的な判断は自分自身で行うので、振り回されないようにしていきたいですね。

ではどうしたらいいのでしょうか?

①優先順位を決める

周りの人の意見や環境などに影響されやすく、物事の優先順位がゴチャゴチャになりやすい繊細さん。

非HSPであっても優先順位がわかっていないと物事はスムーズに進みません。

これは僕がやっている方法なのですが、まずはToDoリストを作ります。

それはその日のことでも、1ヶ月単位でも、1年や3年と言った長期的なものでも使えるので、期間ごとに分けて書きましょう。
あとは簡単で作ったToDoリストに番号を振っていくという方法です。
おそらく大きなものや緊急度の高いものから若い番号になっていると思いますが、これが終わるまで手をつけないとルールを決めておくとさらに効果的です。

②価値観を探る

ToDoリストでタスクとしての優先順位をつけることはできました。

でもそうじゃない感情やYesNoで返答しなくてはいけない判断についてはどうしたらいいでしょうか?

飲み会に誘われた、新しい仕事を任されたなどなど、突然やってきてその場で返答するような内容もあるかと思います。

そんな時にいちいちToDoリストに追加して、順番を考えていては頭の中が混乱してしまいます。

HSPに向き合う第1ステップの段階で、自分のことをたくさん考えたと思うので、ある程度わかると思いますが、自分の中での価値観がそのまま判断基準になりますので、「自分はこうしたい」「こういう行動をとったら素敵だと思う」という、自分の価値観がどこにあるのかを知っておく必要があります。

ここでも自分の価値観に優先順位をつけるようにします。
例えば、恋人より家族の方が大事とか、友達と恋人は同じくらい大事とか、自分のダウンタイムと会社の人との交流だったらダウンタイムの方が大事とか。

そうすると、会社の人とランチに誘われても断ってもいいという選択肢が出てきて、それを素直に受け入れることができます。

まとめ

いかがでしたか?
HSPに向き合うための4ステップを全5回に分けてお話ししてきました。

まずは自分がどんなことに心地よさを感じで、どんなことに心地悪さを感じるのか知ること、さらに「自分は〇〇がしたい!」というある意味自分本位な生き方ができるようになれば、少し楽に生きることもできるのではないでしょうか?
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