人生初の、自分で考えたサービス「LINEスタンプ制作サービス」のデビュー戦で、40枚で10万円という震えるほどの高単価の案件で、
出だしの2枚を描いた時点で、終わらない修正の要求に、心の骨がバキバキに折れる音が聞こえ、一瞬にしてチャンスが崩れ去ったことを、これまで赤裸々に書き連ねてきました。
そりゃそうです!
たったひとつの重要な気づきを得たくらいで
人生がひっくり返るほど
ぼくは、ハリウッド映画みたいな生き方してないんですよ
何か良い体験しても
良い気づきを得ても
夜寝て、次の朝を迎えれば
いつもと変わらない日常が待ってるんだよ!
ちょっとやそっとのチャンスくらいじゃ
日常という、とてつもなく強い引力に引き戻されるのだろうと
疑う余地もないほどの挫折を味わいました
天才と凡人とでは
生きている環境の重力が違うんです!
||幕は閉じてからが始まり
|舞い降りたピタゴラスイッチの天使
正直言って、LINEスタンプをサービスにするのは、とても良い狙いだと強く思っていましたが、
少なくとも、イラスト40枚は、割りに合わなすぎる!
10万円もらっても、こんな仕事はやりたくない!
デビュー戦でフルボッコにされたことで(自爆しただけ)
強烈な拒絶感が刷り込まれてしまい、
LINEスタンプ制作サービスは、諦めようと思っていました。
ところが、
2017年1月、LINE公式から、なんと、LINEスタンプの制作ガイドの規定が、改定されたことが発表されたのです。
これまで40枚のイラストを必要最低枚数と定めていた制作条件が、このような内容になったのです。
これは思ってもいない!
ゴールに背を向けて、ベンチに戻ろうとしていたら
ちょうど、ピッタリ足元にチャンスボールが転がってきたのです
「あとは、足を少し重力に逆らって前方に差し出すだけで
ボールが蹴れるよ」と
やさしく囁いてくれる天使が、ふわっと降りてきたのかと思うほど
テトリスの、あとは長い棒だけきたら全部消せる状態!
ピタゴラスイッチの最終地点みたいな!
それほどのピッタリのタイミングだったことを覚えています。
この制作ガイドの改定の内容を見た瞬間に、
8枚ならいける!
まさに凡人のために作られたルール!
写真ならイラストを描くという手間がなくて、作業効率も良いし、
写真に映るものそのものが答えで、「もっと丸く、もっと可愛く」といった、抽象的な修正もないので、ちょっと手を加えて加工するだけで、これはかなりスムーズに制作ができるのでは?
閉じた幕の裏で、物語はまだ続いていたのです
|スキルシェアの真理を見つけた瞬間
一度は諦めかけたものの、
LINEスタンプ制作サービスという下地は既に出来上がっていたので、
この制作ガイドの改定があった瞬間に、
すぐに
「写真LINEスタンプ制作サービス」を提供できる準備ができたのです。
そして、このピッタリに転がってきたチャンスボールによって、
また新たな気づきを得ることとなりました。
LINEスタンプの大ヒットの販売実績はないものの、
周りからは、「LINEスタンプが作れるすごい!」というポジティブな評価がずっとあって、そういった声の中で、こんな質問をされたのです
「どうやってLINEスタンプ作ってるの?」
何気ない質問でしたし、
何も特別なことは言われていないように思いますが、
実は、この質問によって、
見落としていた重要な気づきを得ることになったのです
そうか!
世の中にはLINEスタンプを作って欲しいという要望もあれば
LINEスタンプの作り方を教えて欲しいという要望もある!
つまり
提供するサービスは、何も、LINEスタンプ制作サービスだけじゃなくて
"LINEスタンプの作り方を教えます"というサービスだってあっても良いんだ!
後に、スキルシェアと呼ばれる根っこの部分が、ぼくの中で芽を出し始めた瞬間でした。
iPadとLINEスタンプの化学反応以来となる、
頭の中で火花がバチバチッと起こりました。
LINEスタンプというたったひとつのスキルを身につけたおかげで
ぼくが提供できるサービスの選択肢が増えたのです
・自分で作ったオリジナルLINEスタンプを販売する
・誰かにLINEスタンプを作ってあげるサービス
・誰かにLINEスタンプの作り方を教えてあげるサービス
そして
これは何もLINEスタンプだけでなく、
制作の技術においてはほとんどこれに当てはまるということにも気づきました。
なるほど!
ひとつの新しい技術を身につければ
3つのサービスが引っ付いてくるんだ
既に
自分のLINEスタンプを販売するということだけは
最初に10作品作ったこともあって、ずっとやってきたことでもありましたが、
それに加えて、
・写真LINEスタンプ制作サービス
・LINEスタンプの作り方を教えますサービス
というサービスが増えて、
この気づきは、
何かすごく大きな可能性を秘めている予感がすると
直感的に感じました。
LINEスタンプ制作サービスこそ、既に専門の業者が、多数存在していたのですが、
《作り方を教えるサービス》に関しては、
当時、WEB上どこを検索しても、パソコンでの作り方を解説するものはあっても、iPadだけというのは、他には誰もやっていませんでした。
その隙間を狙って
「パソコン不要!iPadだけでLINEスタンプの作り方を教えます!」
というサービスのキャッチフレーズが生まれたのです
「LINEスタンプのデビュー戦に失敗して、LINEスタンプの規定が改定される。」
これは、2017年の1月という期間中に、全てが起こりました。
この1ヶ月間だけは、ビルの屋上から飛び降りても
なんらかの不可抗力で助かるのじゃないかなと思うくらい、
ミラクルなことが自分の身にも自分の周りにも起こっていました
|社畜はクソだが役に立つ
実は、iPadとLINEスタンプの化学反応によって重要な気づきを得ていた頃、ぼくは、長年のバイト生活に終止符を打ち、友人から誘われて、
ゼロから会社の立ち上げメンバーとして、iPhone修理の会社に勤めることとなっていました。
なんとなくOKの返事を出したものの、これまでに、機械の修理の経験などあるわけがなく、おまけに、視力が悪かったので、
修理の研修では、iPhoneの中を分解してみた時の、ネジのパーツが、あまりにも小さ過ぎて、見えないわ、どこかに散らばって見失うわ、分解したものの、元に戻せないわと、ひどい有り様でした。
こうしてたった2日の修理研修を終えて、不安要素しか抱えていないまま、街の修理店として、店舗に立つこととなったのです。
当時、まだiPhone5Cが登場したばかりの頃で、機種の数も多くなかったのですが、とにかく目の前の業務に必死でした。
雇われ店長という形で、会社を2年半ほど勤務したわけですが、この会社で体験したこと、出会った社長や同僚の方たちのおかげで、ぼくのこれまでの働き方という価値観が大きく変わるきっかけともなりました。
長年アルバイト生活してたフリーターとしては、
誰が就職なんかしてやるか!会社の犬にはならねーぞ!と
頑なに就職を拒んで生きてきてましたが、
いざ当事者となって、会社の中にいたからこその気づきは、きっと他の体験からでは得られなかったと思います。
会社の中では、本当に遠慮なく自分の思ったことを口にするスタンスで、
平気でチクリと嫌なことを言う、嫌味ったらしい人間でした。
それは、ぼくの心の中に、会社やサラリーマンは悪だという、偏見を勝手に抱いていたので、とにかく獣のような目で働いていました。
自分が社内で、好き放題発言できるということは、
自分の度胸や積極的な意思によって、能力が認められているからで、自分で勝ち取ったポジションだと、しばらくは思い込んでいましたが、
同じ、トラブルを仲間で共有し、そして共闘し、
自分では、どうしようもないトラブルを、上司に解決してもらったりという
ひとりでどうにもできないことを組織というパワーで動かしていくという
ことを体感してきたことで
考え方が一気に変わることとなりました。
実は、好き放題発言できることは、自分の立場が同僚や上司によって守られているからだったのです
リスクも背負わなくていい安全なところからでしか、意見を言えないダサい人間だったのです
これに気づけただけでも、
ぼくの人生に、かけがえのない価値をもたらしてくれたと、今でも強く感じます。
「あの時は、生意気言ってすみませんでした!」
ゼロから立ち上げの会社は、正直大変でしたし、人生初の入院も経験しました。時系列を追って、じっくり書きたい気持ちもありますが、下級凡人の物語の本筋とは、外れてしまいますので割愛させて頂きます。
iPadの話から、一見関係ないようで、この会社経験のことに触れた本当の理由は、iPhone修理という仕事の職場の環境上、会社からiPadも支給されていたことが、今後ぼくが、LINEスタンプ制作サービスなどの、ビジネスを展開していく上で、非常に重要な環境となったからです。
iPadのスマレジで、売上や在庫を管理していたので、毎日iPadに触れており、さらに、店舗を運営する上で、役に立ちそうなアプリがないかと、片っ端からアプリをインストールして試すということができたので、iPhoneの修理と同じくらいアプリにも詳しくなっていました。
結果的に、会社はうまくいかず、空中分解したことで、
会社都合での退職となり、フリーターに戻るどころか、
それからの半年間をニートで生活することとなったのです。
忘れてはいけないのが
会社経験でいろんな気づきで成長はしたものの、
ぼくは根っからの下級凡人
失業保険もらえてラッキー
働かなくてもお金が入るとしか思ってなかったのでしょうね
こうして、
ニートとなり、ハローワークの扉をノックしたのが、
LINEスタンプの規定が改定されて、
重要な気づきを得ることとなった2017年1月から
4ヶ月後の出来事でした
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ここまで読んで頂いてありがとうございます…
今回は、#04です。#01からずっと読んでいただいている方、
#04で初めて目にして、過去の#1・2・3をまだ読んでいない方。
いろんなタイミングでぼくの、ブログに触れる方がいらっしゃると思いますが、どの部分から読んでも、何か感じるものがあるように
全身全霊を込めて書き連ねています。
ぼくが、下級凡人からいかにのし上がっていったのか、このエピソードを語ることで、あなたの何か生きるヒントとして参考になっていれば、それだけで幸せです。
不定期ではありますが、次の更新まで、
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イナズオニトベ
【 世界で一番iPadを使う人 】33歳の下級凡人| ココナラ開始1年で80万円収益|120名以上《YouTubeの映像・アニメーション制作 》《LINEスタンプスタンプ制作》《ココナラを徹底的に研究》│
iPadが好きすぎて、パソコンは一切使用せずにiPad環境のみで生活費を稼ぐことができるようになりました/フリーランス・副業・複業で頑張ってる方やiPad持ってる方は気軽にフォローしてくださいね!