ココナラ界の下級凡人!月売上80万円超えの軌跡#03

記事
コラム
iPadとLINEスタンプの、見事な化学反応によって
下級凡人という、陽のあたらない、真っ暗なほら穴の人生に、
一本のロープが垂らされ、ようやく抜け出すための、
希望の灯火が、心に宿るようになりました。

これまでの人生で、体感したことのない、
根拠のない自信が、身体の底から湧いて出てくるのです

この凡人がたまたま手にしていたiPadと
身につけたLINEスタンプというスキル、

この二つの武器によって無双状態となっていくわけですが、

もちろん!
スムーズに進ませてくれるほど、甘くはなかったです。

||逆転劇の幕開け

|武器はもてども戦が起こせぬ

C6E96080-3B5C-4EDB-B36E-51C493DDF2BB.png

LINEスタンプを作り続けたことで、
収益という数字的な結果こそ、全く出なかったのですが、
「作れる」という事実だけで、周りの評価が上がった

つまり、作って売れるかどうかではなく、
作るという技術そのものに価値があるという、
重要な気づきが得られた訳でありますが、

その気づきによって、これまで自分のためだけに作ってきたLINEスタンプを、
他人のために作れば、これは、サービスとして大繁盛するではないか?
という一本の大きなイメージが、頭に中に浮かび上がり、

こうして考えついたのが、
"LINEスタンプ制作代行サービス"
なのです

サービスの内容まで、自分なりに細かく決めて、
いつ依頼が来ても対応できるようにと、準備を整えていました。

しかし、問題となる大きな壁が、いきなり目の前に現れることとなりました。

"どうやってそのサービスを売り込むのか?"
ここに関して、全く無知の素人で、凡人であるぼくに、
何もアイデアが降りてくることがなかったのです。

SNSもTwitterやFacebookはやっていたものの、ビジネスとして活用するようなことは、全く出来ておらず、その頃、フォロワーも全然いない状態でした。

それから、少し、HTMLやCSSをググった情報で覚えて、Seesaabloog(無料ブログサイト)を始めて、LINEスタンプ制作代行のことを記事に書いてみましたが、もちろん、積み上げてこそ効果を発揮する世界で、そんな単発の投稿でいきなり反応がある訳がない。

周りで、LINEスタンプを作れることを評価してくれる人というのは、
親しい友達ばかりで、心情的に友達をお客さんにして、サービス売り込むなんてことが、ぼくには、到底できなかったのです。

自分が発信できる、あの手この手が、
ことごとく、不発に終わり、
自分のサービスを、誰かに伝えて売るという営業スキルを、
これまでまったく身につけてこなかったことが、
ここで大きな壁として、立ちはだかることとなったのです。

さらに、ぼく自身、人見知りな性格であったので、
営業がまったくできないどころか、
誰かにそういう話を、相談して持ちかけることすら、不器用で難しく、
麻痺したように、身体が動かなくなってしまったのです。

こうして下級凡人が、なぜ下級凡人のままかということを、悟ったのです。

たとえ、自分の目の前にチャンスが舞い込んで来ても、
その瞬間に立っている環境が悪かったり、
何も積み上げてきていなかったりすると、
そのチャンスを掴むことさえ許してくれず、

ただ呆然と、目の前を通り過ぎるチャンスを、
見過ごしていくだけなのかと…

慣れ親しんだ、下級凡人の生活が、

行くな!とぼくを思いとどまらせる

暗いほら穴の底から無数の手が、
足に絡みついて離さないでいる

そんな絶望を感じたのです

悲観的なモードに入ると下級凡人は厄介だ。

歯止めが効かない…

自分が、これまで準備してこなかったのだから、当然の結果じゃないか、
こうならないために、学術を学び、社会で来るべきチャンスの時のために、様々な展開を想定した策を、生かしていくのじゃないか!

手足はあるのに、
精神的な五体が満足に動かない

頭だけが、
良からぬ気づきを得て、とにかくこの物語をバッドエンドに繋げたがる

「何がチャンスだ!」

「チャンスは平等に巡ってくるとは言う…」

「確かに、下級凡人のぼくにも、チャンスは転がってきたのだから、」

「それは正しい。」

「しかし、置かれている環境が、平等とは限らない!」

「同じスタートラインから「よーいドン!」で走り出だせるなら、
より能力の高い人間が、先に成功というゴールへたどり着くことができる」

「努力の差で結果が出るのなら、努力を怠った人間はもちろん勝てないのだから、それは公平で仕方がないことで、諦めもつく。」

「でも…」

「誰しもがこのレースに参加する資格があるという意味では
一見平等に見えるのだが、」

「本当にそうか?」

「現実は違う!」

「スタートラインが全然違う!」

「産まれた国によっては、マイナスの距離からスタートする子供もいるし、
既に50メートル先のスタートラインで産まれてくる子供もいる…」

「ぼくは、まさに、レースへの出場権だけを獲得し、
マイナス距離のスタートラインに立たされて、リタイアしたんだ!」

…。

こんなとこですか…
下級凡人に、悲劇の物語を語らせると、たちまち太宰治になりすますのです。

もちろん、こんなことは、ただの環境のせいにした言い訳なのです。
日本で産まれた時点で、下級凡人とはいえ、恵まれています。
今日生きるのがやっとで、常に飢えと健康の問題を突きつけられて生きている子供たちもいるのですから…

そうやって悲観的になって、
チャンスはモノにできないのが、下級凡人の人生だと、
半ば諦めかけていたのですが、

突如、友達から連絡があったのです。

「LINEスタンプを作って欲しいという社長さんがいる」


|希望・絶望・希望・絶望

1BEAE51E-7F04-4FC1-B94A-F036C5E7AF98.png

なんとかギリギリ、次のコマへ進める話が繋がったのでした。

さっきまで太宰治を演じていた、悲劇のヒロインも、
エサの時間に、尻尾を振るワンちゃんに衣がわりして、
歓喜に浸っていました。

早速、事前に調べておいた、他で同じサービスをやっている業者のWEBサイトなどから、LINEスタンプ制作のサービスの価格相場を元に、
紹介してもらったお客さんに連絡をしたのです。

価格のことを聞かれて、初めて「10万円で」という高額な見積もりを提示したことに、一瞬、自信のなさが入り混じってしまいましたが、
最初の大事なお客さんなのだから、不安にさせていけないと、心を持ち直し、それから電話を切るまでの間、しっかりとサービス内容を伝え、無事承諾頂けることとなりました。

10万円のギャラ…

時間給で働いたアルバイト、
20代最後に、雇われ店長として働いたサラリーマン以外で、
初めて、自分が売り出したサービスによって、手にできるであろう報酬

そのことを考えただけで
喜びが止まりませんでした。

さて、価格の交渉や、その後の、制作イメージの打ち合わせなどを終えて、
まずは、LINEスタンプのキャラクターのデザインの部分から始めて、完成したものがOKであれば、違うポーズとセリフのデザインで、どんどん制作を続けて、スムーズに進めていく予定でした。

しかし、またしても、
問題となる壁が、目の前に再来することとなったのです。

意気揚々と、キャラクターのデザインを早々に完成して、確認してもらったのですが、そのデザインに対して、

「ちょっと違う、もっと丸く、もっと可愛く、もっと肌の色を健康的に」
とにかく修正の嵐でした。

しかも、指摘の内容が抽象的すぎて、どこをどう修正すれば正解かがわからず、
制作開始、序盤にして完全に、ペンと思考がストップしてしまったのです。

おいおいちょっと待て
この調子で1枚できる度に修正が飛んでくるんじゃ
残りのイラストの枚数40枚

あきらかに!

持たない!

下級凡人出身で、デザイナーの道や、イラストの道を歩んできたわけじゃないぼくにとって、すべての場面や展開が初めてで、
イラストを描くスピードも遅い、表現できるバリエーションも少ない、
うまい対応の仕方もわからない、修正費用を提案することも気が引けてできない…

これまで、営業スキルがないことを免罪符として、
制作スキルがあっても、うまくいかない自分を納得させてきていたのですが、

いざチャンスが舞い込んできて、
自分の得意分野で勝負できることになったにも関わらず、
制作ひとつ進めるだけでも、起こりうることが全く想定できておらず、
お客さんの細かな要望対応することができなかったのです。

またしても、身体が麻痺して動かなくなりました
前回のことで、多少の免疫ができていたのか、

1、2枚描き始めたところで、

無理!やめよう!

決断は早かったです。

下級凡人が、唯一培ってきたスキル
"辞めるスピードの早さ"
ここで発揮することとなりました

負けないために、自分がどういった位置に立つべきか?
格好よく締めくくった"重要な気づき"も虚しく、

早速、立つべき位置を間違えたのでした。

請負ったLINEスタンプ制作は、「とにかく作業から離れたい」という想いから、
気の利いた言い訳も思い付かず、体調不良などの適当な理由をつけて、制作を中止を申し出ることとなりました。

ぼくのビジネスデビュー戦は、単純に相手に不快な思いをさせただけで、
開幕後、秒速で幕を閉じることとなりました。


|まだ何も起こっていない


これまでの話で、
重要な気づきを得たにも関わらず、生かすことができず、
せっかく繋げてもらったチャンスさえ、掴み損ねて失敗してと、
起きた出来事だけ見ると、
この時点でも、
逆転劇は、まだ入り口の扉を開けただけで
一歩も前に進んでいないのです

この物語のタイトル
"下級凡人'

そう簡単には前に進めないからこそ
凡人のさらに下、下級凡人なのです

しかし!

この時点の話でも、
すでに、何かが起こりそうな予感がしませんか?

もちろん何かが起こるから、この物語を語り始めているわけですが

まだ、何にも成功しておらず、
失敗エピソードだけを並べてきましたが

今、読んでいただいているあなたの頭の中では、
すでに、これまで出てきたいろんなキーワードが、
あなた自身の人生に重ね合わせて、
パチパチっと火花をあげて、あなた自身の中での"気づき"に
繋がり始めている頃ではないでしょうか?

なぜなら

この物語の一語一句

誰かから聞いた成功哲学ではなく、
誰かの手によって手直しされたものでもない、

記憶に鮮明に残っている実体験だからこそ
伝えることができる
その時の情景や熱意などの空気感が

あるのではないかと確信しています


====================

ここまで読んで頂いてありがとうございます…
今回は、#03です。#1からずっと読んでいただいている方、
#3で初めて目にして、過去の#1・2をまだ読んでいない方。

いろんなタイミングでぼくの、ブログに触れる方がいらっしゃると思いますが、どの部分から読んでも、何か感じるものがあるように
全身全霊を込めて書き連ねています。

次回以降、新たな重要な気づきを得て、状況は急展開を迎えていきます。
さあ!ぼくが、下級凡人からいかにのし上がっていったのか、
不定期ではありますが、次の更新まで、
ぜひ、ぼくのプロフィールページでフォローして
最新の更新情報を受け取ってくださいね




イナズオニトベ
65A13746-5236-484F-9138-D6C8E9D9CEEE.png


iPadが好きすぎてiPadだけで生活するようになりました/パソコンは一切使用せずにiPad環境のみで制作してます/動画編集仕事してる方やiPad持ってる方は気軽にフォローしてください!/YouTubeOP・ED用のアニメーション制作仕事依頼受付中です、ご気軽にお見積もりください/

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す