1章 3:人生を変える為に必要なこと

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じゃぁどうすれば人生が変わるのかという話です。
選択肢は2つしかありません。
『習慣を変える』か『環境を変える』のどちらかです。
環境を変えるのは現実的には難しい場合が多いのですが、
仮に電波の届かない山奥の寺に1年修行すれば、
スマートフォンがなくても生活できるようになります。
実際には環境を変えるというより『環境に飛び込む』の方がやりやすいと思います。
ダイエットしたいのであれば、ジムに通って友達を作ったり、
運動系のサークルに入る事で環境を作っていく事もできます。
習慣を変えるというのは『今まで自分が選んでいた選択を変える』という意味です。
いつもミートパスタを注文していたけど、今日はクリームパスタにするという事です。
ミートとクリーム、どちらを選んでも私たちの人生ではそれほど影響はないはずなのですが、つい『いつもと同じ選択』をしてしまいます。
しかし今までミートを食べていた人は、友人にも『ミートの話』しかできませんが、
クリームを選ぶ事によって、ミートとクリーム、どちらの人とでも話ができるようになります。この選択を瞬間から、人生の幅は広がり、変わっていくという事です。
ただ安心してください。
このレポートを読んでいるという事は、
『やる』か『やらないか』の2択で『やる』を選んだという事です。
すでにあなたの人生は変わり始めているという事を理解しておいて下さい。
最も大事な事は行動する事です。
想像してみて下さい。
このレポートを読んでいるあなたと読んでいないあなた、
過去の分岐点では上記のどちらかの自分しかいません。
このような話を知っている自分と知らない自分、
どちらの方が人生が変わっていきそうでしょうか?
当然、行動した自分だと思います。
断言しますがいくらベッド上で考えていても、
自分の叶えたい現実は起こりません。
叶えたい現実があるのであれば、少しずつでいいので行動していく必要があります。
その少しずつという言葉を知っている方は多いのですが、
理解している方は少ないように感じます。
もう一つ例を出してみます。
例えばマラソンを習慣化させたいとしましょう。
最終目標20kmぐらい走りたいと考えると
多くの方はどうするでしょうか?
とりあえず初日5kmぐらい走ってみようとなると思います。
2日目も頑張って5km走れました。
3日目、足が筋肉痛だから休もう
4日目、まだちょっと調子戻ってないから明日やろう
5日目、面倒だなー
こんな感じでフェードアウトしていくのではないでしょうか?
これがいわゆる『三日坊主』というものです。
これは初日からハードルを上げすぎているから起こる事です。
すでにわかっていると思いますが、
人は、ある日いきなり物事ができるようになる訳ではありません。
毎日毎日積み重ねた結果、その人の『今』があるに過ぎないのですが、
私たち人間は、頭ではわかっていても、
今すぐに『プロ』になりたがってしまいます。
ここで頭に叩き込んでおいて下さい。
『いきなりプロにはなれない』という事を。
同じようにこのレポートを読んだからといって、
すぐにメンタルのコントロールする能力を手にできないという事を
覚えておいて下さい。
それでは、どうしていけばいいのかという回答に移ります。
マラソンの例で話すとハードルを限りなく下げる事が必要になります。
最終的に20km走りたいのであれば
3km走る・・・もっと下げましょう。
1km走る・・・もっと下げましょう。
500m走る・・もっと下げましょう。
300m走る・・もっと下げましょう。
100m走る・・まだ下げましょう。
50m走る・・まだ下げましょう。
50m歩く・・あと少し下げましょう。
玄関のドアを開ける・・このくらいから始めてOKです。
もしこれでも続かないのであれば、
『靴を履くところまで』や
『運動用の服に着替える』とかまで下げてもOKです。
しかし考えてみてください。
マラソンをする為に『玄関のドアを開ける』を毎日できそうでしょうか?
人は面白いもので、端的に見れば簡単な事なのですが、
こんな簡単な事すらも毎日続ける事ができない生物なのです。
そんな事続けても意味がないと思うかも知れませんが、
そう思う方は残念ながら本質に気付いていない方という事です。
なぜなら、マラソンを習慣化させる為には少なくとも
『玄関のドアを開ける』というステップを通らなければならないからです。
このステップが苦なくできるから次のステップに行けるという事です。
あくまでこれはわかりやすく伝える為の例え話なので
実際にはここまで極端にやる必要はありませんが、
考え方は同じです。
ピアノを弾けるようになりたければ、
『ピアノの前に座ってカバーを開ける』ところまでやるといった感じでOKです。
その物事に対する、『最小単位のハードル』というものを探してみて、
それを苦なく続けられるようになってみてください。
実際のところ、マラソンで100m走れたら200mも簡単にできるようになりますし、
細かく区切るという事ではなく、苦なくできる範囲を広げていくというイメージです。
これは『コンフォートゾーン』というものですが、
また次の機会にお話したいと思います。

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