さて、次はもらったフィードバックを資料に反映していきましょう。
誤字脱字の指摘や、情報の更新等(最新は昨年度版だよ、みたいなヤツ)、具体的な指摘はそのまま修正でOKです。
一方でざっくりしすぎていて、「そんなこと言われてもどうしたらいいかわからない😅」なフィードバックをもらうこともよくあります。
今回はそんなフィードバックをどう吸収していったらいいかについて書いていきます。
「わかりにくい、何が言いたいかわからない」
資料作りに慣れていないと、こう返されることが多いと思います。
これは独りよがりのストーリーになっているということ。
別な言い方をすると、自分が言いたいことを言っているだけの資料です。
相手に刺さる部分がないからわかりにくく、
・顧客は何を期待してあなたの商品・サービスを購入するのか?
・顧客が知りたいことはなにか?
ちゃんと応える資料になっていますか?
顧客、あるいは資料を見る人、プレゼンを聞く人の気持ちになって、もう一度考えてみましょう。
場合によってはストーリーの組み立てからやり直した方が良い場合も。
相手が知りたいこと・聞きたいことに答え、その上であなたの商品・サービスをアピールしてみましょう。
また、情報が適切な場所に配置されていない。
適切な見出しや本文、キャプション(図表の説明)がついていないということもあります。
表現のトーンがしっくりこないということも。
このへんは編集の領域になります。
普段から雑誌や資料をよく見て、ストーリーの自然な流れがどう作られているかを分析してみると力が付きますよ。
「説得力がない」
これは顧客のニーズに対する認識が、フィードバックをくれた人とあなたとでずれている可能性があります。
上司からこう言われた場合、予想される顧客のニーズについての認識を確認し、一致させましょう。
「情報が多い」
これは説得しようと情報を言いすぎている資料によくあるフィードバック。
・最も伝えたいメッセージは何か
に焦点を絞り、付け足しになっている情報を削っていきましょう。
主観ですが、分析力に優れたタイプの人は情報を大切にするあまり、資料にもどっさり盛り込む傾向があると感じます。
その資料の目的は何か、もう一度見直してみましょう。
フィードバックを吸収しながら
もらったフィードバックを吸収しながら、テキストをパワポ上でリライトしていきます。
今度は80%の完成度を目指していきましょう!
テキスト作成時に書けなかった文章を埋め、細かいトンマナも整えていきます。
・漢字が多すぎて紙面が硬く見えないか
・逆にカタカナや英文が並んで冗長になっていないか
・同じ語尾が続いていないか
などなども。
上司に再確認を求められることもあると思います。
できればレイアウトとデザインに入る前に、内容についてOKをもらっておきましょう。
デザイン仕上げが終わってから内容を変更すると、無限に時間を消費しますから。
というわけで、次回はようやくレイアウトです。
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相談に乗るコンサルサービスもあります。
30分 3000円。
高いと思われているかもしれませんが、実はちっとも高くないです。
この連載に書いてある作業を丁寧に行い、資料を作っています。