スマホで撮った写真も素材販売できる

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近年は写真素材をブログやSNS投稿用に使うことが多く、スマホで撮った写真の方がサイズやリアリティが最適で、むしろ、求められているケースもあります。

iPhone、Androidともに画質、画素数、解像度ともに昔に比べればかなり良くなっていて、SNSにアップするくらいの素材としては十分役立ちます。マイナーなシーン向けの写真、料理写真、人物写真等なんでも画像素材として使われる可能性があるので、スマホの写真撮影も仕事にできる可能性があります。

とはいえ、写真の素材販売だけで生活するのには無理があるので、自身で写真素材配布サイトを作成してAdsenseを貼り付けたり、寄付や少額謝礼を用意したりするのが無難です。Pixabayでもイラスト・写真ACでも良いので大きめサイズの写真、動画を撮影できるならば十分価値があります。

【注意】広告やメディアに使用される場合もありますが、そういう場合は写真を選ぶ側が画像サイズ、解像度の他必要な要件を各自でチェックして画像を選ぶのでiPhoneやAndroidスマホの画質では足りない場合があります。が、それは前述の通り、「選ぶ側が分かってて選ぶ」ので写真の配布をする人が気にする必要はありません。スマホで撮ったならスマホで撮った写真だと書いておけばOKです。しかし、当然ながらスマホで撮ったのを一眼で撮ったと言うのはNGです。

スマホで撮った写真の方が使いやすい

SNSにアップする用のおしゃれな画像が欲しい人にとって、スマホで撮影してある画像は使いやすいです。結局横長か縦長で使うので、YouTubeのショート動画向けの動画素材なんかはスマホの縦向きで録画したもののほうが助かります。むしろ、スマホでしか撮れないです。

一眼などのカメラでもサイズを変えたり、向きを変えたりすれば撮れますが、編集の手間、画像容量の調整など結局スマホに合わせる作業が必要になってしまうのであれば、最初からスマホで撮ればいいだけの話です。一眼で超望遠で撮影するとか、一眼で超接写するとか、そのカメラはカメラ独自の強みがありますが、スマホのSNSやスマホで読まれる記事向け程度の画像を撮影するのに超ハイスペックなカメラを使う必要はありません。きれいな写真にはなりますが、そこまでユーザーは求めていません。

縦長写真を心がけると差別化できるかも

私の調べも甘いですが、スマホで撮影した縦向き動画素材、画像素材はまだまだ少ないです。これまでの時代がほとんど横長だったので縦長素材はまだ飽和していません。横長のものを縦長にハメ込んで使うこともできますが、肝心の要素が画面からずれることもあるので、最初から被写体を追ってくれている縦長動画・写真があったほうが助かります。

画像素材配布サイトもWordPressで可能

よほど変な作りにしない限り、エックスサーバーやロリポップでも画像素材配布サイトは用意できます。Boothを使ったり、Dlsiteを使ったりしても良いかと思います。大人気でDLが多いとサーバーに負荷はかかりますが、1000記事中100記事上位表示してても同じくらいの負荷になりますし、写真の多い記事であれば負荷に関してはそこまで取り立てて気にするほどでもないかと思います。

YouTube生放送向けの背景素材として配布する場合は1920px*1080pxになってればまぁ十分で4Kに対応させるくらいしてあれば、ユーザーとしては困ることもないです。生放送する時は4KでやることほとんどないのでフルHDの1080pにあう比率・サイズであれば良いでしょう。

何を撮影したかに注意

撮影した画像を個人で利用する分にはそれほど大きな問題にはなりませんが、営利目的を含む撮影となると話が変わります。観光地、公園、神社などで撮影した写真を「販売」するとなるとたいていNGです。

個人ブログで撮影者本人が使うくらいはまぁまぁグレーで、たいていはスルーされますが、売るとなると問題です。カメラマンなら言わなくとも分かると思いますが、
・お菓子の外装や中身
・ブランド品
・観光地
・キャラクターグッズ
・電化製品
などは、社名やロゴが入っている物が多いので、著作権は写真撮影したあなたに全てあるとは言えません。この辺分からない方は画像を売る仕事をする前に著作権を一度学んでからにしましょう。色々マズいことがあります。

お菓子の写真を素材として売りたい場合は、自分で作ったお菓子を撮影して、映り込んでいる全てのものが法的に問題がなく、販売してもよいものである必要があります。100円ショップの撮影用の背景シートに、自作のお菓子を置いて撮影するのはOKでしょう。

しかし、100円ショップの背景シートの上に、ブランドもののお皿を置いて、その上に自作お菓子を盛り付けて撮影した場合には、お皿が問題になる可能性があります。そこまでガミガミ言われることはなさそうですが、あまり良くはないです。このお皿がニトリとか無印とかの単色でブランドが分からないものであれば、まだマシかなと思います。

需要があるとは言え、その写真が法的に色々クリアできるか…というとそうは言えない場合がありますので注意しましょう。

・自然の景色
・空や海
・人物(紙で了承を得ている必要あり)
・壁(地面やコンクリートでも)

こういったテクスチャ系の画像はネットにも溢れていますが、権利関係の問題を考えれば当然です。これだけ撮っても飽和していて使ってもらえないし、アクセスも増えないので一工夫しましょう。

例えば、空の写真そのものがあってもユーザーには響かないですが、空の写真にかわいく手描きの落書きが書いてあって、ブログやSNSにそのまま使えそうだったら良いかもしれません。自然の景色や海の景色でも、自作の料理の写真でも同じです。ちょっと加工してあるもの、加工してないものを両方用意すれば写真1枚を10枚、20枚という素材に増量できて、需要にも応えられて、ユーザーの編集の手間を減らせるのでなかなかおすすめです。1枚1000円とかでは買ってもらえないですが、手描き入り3枚100円、5枚100円とかだったら一定数伸びる可能性があります。

写真素材がSNSで使われること、ブログで使われること、また、動画が縦長ショートで使われる可能性があることを考えて撮影すると素材配布としては伸びるのが早くなるでしょう。
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