難しそうに聞こえるかもしれませんが、エンジニア諸兄であれば、スマホアプリの配信は比較的簡単にできます。テンプレートもちょっとしたノウハウもかなり出揃っている上に、ChatGPTやBardに頼りながらコードを直していけば動く状態のアプリは配信できます。
例えば、
・数式と計算結果をコピペできる電卓
・おしゃれなデザインなだけのメモ帳
・ボタンが大きく操作しやすいタイマー・ストップウォッチ
・操作しやすいカウンター
・ただの文字数カウンター
など、高度な機能をつけるのではなく、高齢者でも使いやすいようなボタンのでかいアプリを作るだけでもOKです。既にありそうですが、デザインをおしゃれにしていれば別に誰でも配信できるものなので、できるのならばどんどんやっていきましょう。
Adsenseなどにアプリ向けの広告がありますので、これを埋め込みしてやれば広告の貼り付けもできて、アプリを無料で配信できます。
アプリ配信にかかるコスト
Apple Developer Programは年間約13000円ほどかかり、かなり負担になります。Google Playストア(約3000円)やMicrosoftストア(約2000円)は最初の支払いだけで済むので、先にGoogle Playストア向けにアプリを作ったほうが良いと思います。
また、収益性については、アプリに付与するAdmob広告が2000ダウンロードされて、アクティブ利用率が10%くらいで月500円の広告収益になればマシな方です。サブスク登録は嫌われるのでやめたほうがよく、結局サブスクか…となるとアプリは消されてしまう事が多くリピートもされないのでデメリットです。
広告を消す課金300円とかは、ユーザー的にはありがたいですが、アプリ開発者側からすると毎年コストがかかるのに買い切りで配信ということになると負担を相殺できないので良いとは言えません。
サーバー側はAWSでもGCPでもfirebaseでもなんでも使いやすいものを選べばよいですが、無料枠でカバーできる可能性があるならばその方が良いです。どうしてもサーバー側のコストは掛かりますので、高機能なものを作るとサーバー代が増えて赤字になります。
そのため、超シンプルな機能でおしゃれなアプリとかをたくさん配信したほうがマシでしょう。
実態はオワコン気味
先人たち、先輩エンジニアたちが既に想像しうるほぼ全ての機能をアプリで配信しており、後発の者が何かを配信するのは正直意味がないです。Appleの場合は、Apple Developer Programへの登録料が高いので初手赤字になるというマイナス要素もあります。
シンプルな機能のアプリを配信できるのであれば、自分のウェブサイトで使えるウェブツールにして、SafariやChromeアプリからアクセスして使えて、スマホでもおしゃれで使いやすいものを配信し、PWAでホーム画面に追加…みたいにしてもらったほうが良いかと思います。
※エックスサーバーとかで自分のブログとウェブサービス配信しちゃうとかでもあり。