友人に切られたのが、コーチングの勉強のキッカケ

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学び
友人との付き合いで、
「これ、失敗だったなぁ」
と思う自分の対応とか、ありますか?

かなり何年も前の事ですが…

友人に、
「引きこもりになってしまった子どもが、
理由も悩みも何も話さないので、
どんな様子か話しをしに来てほしい」
と言われました

「なんでわたし?」
と聞いたのですが
「たぶん、はるにだったら話す気がする」
と・・・

なので、友人宅の家に行き、子どもさんと話しをすることに

子どものプライバシー確保の為、
友人には家から出て行ってもらいました
(ドア越しで聞き耳をたてるに違いない!と思ったので 笑)

そこで、その子どもにまずは、
「アナタと私の間に『親に話して良い』という
合意を得てない事は、一切話さない。他言しないから」
と約束しました

そして
(この手で話しを聞き出そう)という”手”を使い、
上手くその子と話すことが出来ました

たくさん話しをしました
・今、どんな気持ちなのか
・どんな事が苦しいのか
・なにがそんなに彼女を苦しめているのか
などなど

話しが終わった後、
「これは、わたしではなくメンタルの専門家に診てもらった方が良い」
と判断

それだけを、友人に伝えました。

友人は、根掘り葉掘りと会話の内容を聞き出そうとしましたが
「今は話せない。
 取り敢えず、専門家のところに連れて行こう
 連れて行くのを手伝うから。
 怠けているとかではない。
  心の病気だと思ってあげて。 
 あの子と話した内容は、合意を取れたら話すから」
と返事しました

その後、専門医のところに行くようその子と話しをし、
連れて行きました

その後もずっと友人は
「何が嫌だと言ってた?」
「なんで学校に行かなくなった?」
「本当に鬱だと思う?」
と聞いてきますが、

わたしが直接、子どもと連絡を取る事は禁止してしまい…

また、どうしても
「子どもと話した内容」を話さない私を
ついには、ブロックしてしまいました

。。。。
あ~失敗した
と思いました

わたしは、子どもさんへの対応や
子どもさんの気持ちを考えることに集中し、
「友人の不安な気持ちに寄り添うことができなかった」

例え会話内容を話せなくても、
「今は話せない」
だけ、ではなく

「気持ちは分かる、辛いよね」
「そうだよね、何も分からないと不安だよね」
と寄り添うべきだった

と、強く後悔しました

結局わたしは、その子も友人も助けることが出来なかった、

その子どもには専門家のカウンセリングが必要だったが
友人にも、カウンセリングかコーチングが必要だった、

わたしにその配慮さえあれば・・・

そう思ったのが、コーチングの勉強を始めたキッカケです。

それ以前からも、例えば2011年の原発事故を起因とした
「人間関係:夫婦、親兄弟、友人」
で悩んでいるひとたちの相談に乗ってましたが

知識がないまま人の相談に乗ると、
助けたい人を助けられないことがある

と実感したのです。

わたしは、頑張っている友人が好きだったのですが
頑張り過ぎて、また子どもを愛しすぎて
「視野が狭くなっている」
ことを彼女に上手く伝えることができませんでした

「子どもさんと同意が得られるまでは話せないよ。
話しをするには信用が不可欠。
アナタにダダ洩れでは、
信用をぶち壊してしまうから」
・・・

そんな理屈、論理的な思考は、ひとを動かさない

ひとの心を動かすのは、論理ではない

心を動かすのは、心なのだ
という学び

だが、失敗から学ぶ、という行程だけでは
効率が悪いにもほどがある

「勉強しよう」

と思いました。

同じ失敗を繰り返さないために

これからも、新しい事をどんどん吸収し、
終わりない「学び」を続けたい、と思います。

※子どもさんのコーチングをする場合:
お支払いが保護者の方だとしても、
実際にお話しするクライアント=お子さんとの会話の内容を、
クライアントさんとの合意なく話すことは原則としてありません。
(誰かの命に関わるなど、緊急事態は別です)


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