時々ネジを締める

記事
コラム
今まで坐禅をする際の基本として
呼吸を整え
心を落ち着かせることが大切なんだ
という思いからお話しさせていただきました
心が乱れると
呼吸は早く肩で息をしてしまう
丹田を意識して呼吸をすることで
心は落ち着き
冷静に物事を判断できるようになるのだと

ではなぜ落ち着かなくてはいけないのか

心が苛立ち乱れていると
物事を俯瞰することができなくなります
焦っていると目の前の事も認識できなくなる
そんなあなたを見て周りの誰かが
助け舟を出してくれたとしても
気が付かない
気が付いたとしても
要らぬお節介だと思ってしまう事もあるでしょう
自分のことが見えないだけでなく
せっかく差し出してくれた助けの手を
見つける事ができないのです

他人の気持ちが理解できない
独りよがりになりがちなんです

今までの人生で
何で周りの人は自分を理解してくれないんだろう
と思ってしまう
あなたは周りの方を理解できていますか?
他人とうまくいかない要因の一つは
周りが見えていない
俯瞰することができていないことがあるのではないでしょうか

人間なので
常に他人の事ばかり考えることはできません
その日の気分で
自分のことしか考えられない時もあります
それは悪い事ではありません
周りの方もそんなあなたを理解してくれています
でもあなたは
その周りの人のやさしさに気づき
お返しができていますか?
大きなお返しでなくとも
以前食べたケーキ美味しかったから買ってきた食べる?
とか
それで「この前はありがとう」の一言で
周りの人は理解してくれます

四六時中完璧なお釈迦様のような人間になれ
とは誰も言いません
もしあなたの周りに
欲もない
常に平常心で怒りもしない
そんな人がいたら
付き合いたい
一緒に旅行に行きたい
と思いますか
人の魅力は
喜怒哀楽を出せること

会社の決まりの中でも
多少の喜怒哀楽を出すことで
その他大勢に埋もれてしまう事は無くなります
俯瞰できる心を持つこと
そのための坐禅の心(禅定)です

と言われて
また完璧に常に俯瞰できなくては
と思いませんでしたか?

多少どっかのネジが緩んでる方が
人間味があっていいじゃないですか
やらなきゃいけない時だけ
ネジを締めればいいんです
それを時々締めるためのドライバーが坐禅です
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