いい商品も、伝わらなければ意味がない

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ビジネス・マーケティング

新規客とリピートの宣伝方法はまったく異なります。


一番の違いは、 新規のお客様はその商品のことを知らないということ。

考えてみれば当たり前なのですが、販売者になると分からなくなってしまいます。


分かりやすい例で言うと、成分の量を言ってみたり。

これは、類似商品を使ったことのある人であれば比べることが出来るかもしれませんが、その製品自体を使ったことない人からしたら何のことやら分からない。


では、どういう視点を持てば新規客に使わるのか?を見て行きます。


新規客は、「すべて分からない」と言う前提からスタートしないと始まりません。


例えば、飲み物。
飲んだことない人にとってみれば、商品名だけ見ても何が出てくるのか分からない。

その場合、その飲み物を売りたいとしたら「効果」を言います。

目がお疲れの方にお勧め!
ブルーベリーをベースにしたスッキリとした味わいです。


下にある文章は、補足でどんな味かを追加しましたが、効果を言うだけで、本来飲もうとは思ってもいなかった飲み物を選択するようになります。


目がお疲れの方⇒○○○
最近、寝不足な方は⇒△△△
気持ちが晴れない方は⇒□□□


こうなっていたら、自分の体調によって選ぶことが出来るので、結果、飲んだことのない人に飲んでもらえます。

当然、一度飲めば味を伝えることが出来るので、ここでようやく成分や味が効果を発揮するのです。

そう、新規のお客様は飲んだこともない味についていくら言われても分からないのです。
だから、言うのではなく、飲んでもらうのが一番です。


次に、あるPOPをご紹介します。
あるCDショップ。

そこには、1枚のPOPが貼られていました。
「この曲を聞くために、俺はサブウーファーを買った」


これを見た瞬間、全然興味のなかった私の友人が「どんな曲なのかな?聞いてみたい!」と思い、購入したそうです。

たった数千円のCDのために何万もするウーファーを買ってしまうほどの曲なのかと。


そう、ポイントは、曲については一切書かれていないということ。


先ほどの飲み物の例も同じなのですが、とりあえず聞いてもらうためだったり、一口飲んでもらうためだけにフォーカスしているのがお分かりでしょうか?


数ある商品の中で1つしか手に出来ないとしたら、まずは手に取り選んでもらわなければ始まりません。

それが、店の中だけでなく、他店との競争の中でも。


実は、これはすべての業種に言えることです。
それはなぜか?


競合のいない業種などないからです。

もしあるとしたら、それはビジネスにならないから誰もやっていないだけ。

競合は少なからず存在します。
その時に、テーブルに上げてもらう存在になるのが今回のアプローチになります。


ですので、今回の話を聞いたあなたがすることは。

どうしたら、お客様に手に取ってもらえるのか?だけを考え、広告文を考える必要があるということです。

他社と比べる場合は、広告を使い、どうしたら足を運んもらえるかだけを考えます。


このような視点を持ち、考えると。

新規客を集客するのか、既存客を集客するのかの広告アプローチはまったく違いますので、メッセージや内容をもう一度見直して下さい。

それでは今回はここまで。



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