「勉強する」という習慣 

記事
学び

~力を伸ばしたい・結果を出したいのであれば、まず行動しよう!~

という話。
※以前noteに投稿した記事を、少し編集したものになります。

 とある日、とある生徒からの一言。
「この科目・この単元は伸びないからやりたくない。こっち(他の科目・単元)のほうが点数を上げやすいから、こっちをやりたい!」

 積極的に要望を伝えてくれるのはありがたいことです。しかし、そのとき少々気になったことが。その生徒の教室での授業中の様子や宿題の取り組み方を見ているとですね……その……「それはまあ伸びないでしょうね……」としか思えない状況だったのです。

※「伸びないでしょう……。」と思わざるを得ない言動の具体例
●授業中、すぐにペンを置いてぼんやりとしてしまう(わからない問題があるわけではない)
●ペンを分解し始めたりペン回しに夢中になったり等、手遊びをしてしまう
●宿題確認時に「え、宿題出ていましたっけ?」となる(ノートに直筆で宿題の範囲・内容をメモしたものは残っている)
●「時間がなかったから宿題はやっていません。」→直前のやり取りで「今日は教室に来るまで勉強していました・家でゆっくり休んでいました。」と話している

 「伸びない」と愚痴をこぼしているけれど、講師側から見ると最低限やるべきことが出来ていないじゃない。「伸びない」というかそもそも「やっていない」じゃない。
 ……という状況だったのです。

 塾講師として授業に入り、生徒たちと関わるなかで、

「日々の小テストからコツコツ積み上げていこう
「語句は毎日少しずつ覚えていこう
「語句や基礎計算等で解けなかったところは、解けるまで繰り返し練習して覚えよう
「わからないことは教科書や辞書で調べてみよう
「調べてもわからないものは質問してみよう

ということがわかっていない人・できていない人が少なくないのだなぁと、改めて感じました。


 「基本を毎日コツコツ」というのは、小学校の家庭学習の段階で身につけていくのが理想だと思うのです。漢字ドリル、計算ドリル、国語の教科書の音読。小学校の宿題で毎日のように出るものだったかと思うのですが……どうでしょう? (学校や学年によって違うのかもしれませんが……。)
 小学校の段階でそういう「日々の基本の積み上げ」を習慣化できなかった場合、中学校の数学・英語等で苦労することになってしまう……ということに……?

「勉強する」ということは「習慣」なんだと思います。

毎日少しずつ、コツコツ基本を積み上げていく習慣
わからないことを調べたり質問したりして解決していく習慣
少し難しい問題でも考えてみる習慣

 「今まで身についていなかった習慣を身につけていくところから始める」という人については、必ずしも結果がすぐに出るとは限りません。結果出るまでに相応の時間がかかるのは当然なのです。

小テスト < 単元テスト < 定期テスト < 実力テスト・模試

結果の出やすさ(即効性?)でいうと、こんな感じでしょうか。
(右に行くほど「結果が出るまでに時間がかかりやすいもの」に。)

 個々の事情はもちろんいろいろあるかと思いますが、「成績を上げたい」「結果を出したい」という気持ちがあるなら、まずはアドバイスされたことだけでも実践してみてほしいなぁと……。

 「やれば必ず力が伸びる」とまでは断言できませんが、「やらなければ伸びません」と言い切ることはできます。「何もせずに勝手に力がついていく」ということはないでしょう。「力を伸ばしたい・結果を出したい」と本気で思うのであれば、まず行動に移しましょう! そして、その行動を習慣にしていきましょう!!

 学校にしても塾にしても、小テストのような比較的達成しやすい・結果が出やすいものは何かしらあるはずです。そういったものをフル活用して、1つ1つ確実にステップアップしていきましょう!
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