動画制作を依頼するときに失敗しないための準備事項

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ご覧いただきありがとうございます。
この記事では
「動画制作を依頼しようかなぁ。」
「けど、何をどう伝えればいいかわからない。」
「失敗したくない。」
そんなお悩みを抱えているあなたの役立てるように書いています。

タイトルの通り料理動画で失敗しないために依頼する前に準備しておきたい項目を10個紹介しております。10個すべてを準備することで制作会社とのコミュニケーションがスムーズに進み、短時間でより効果的な動画を作ることができます。
もちろん10個すべてを準備する必要はありません。

他社との比較検討する際にもきっとお力添えできますので
ぜひ最後まで読んでみてください。

◎最低限必要な準備

1.「目的を決めておく」

料理動画を制作するうえで目的・ゴールを決めておくことはとても重要です。
これはどんなプロジェクトにも言えることですよね。
動画は目的・ゴールへ到達するための手段です。この目的が明確でなければ制作側がどのような動画を作ればよいのか混乱してしまいます。また、手段が目的化してしまうリスクまで出てきます。
これらを避けるためにも目的・ゴールは明確にしておきましょう。
僕が今までに制作した動画の目的は大きく3つに別れます。

・商品やサービスの認知拡大
(例:SNS用に数秒の料理動画)
・商品の価値を高めるブランディング
(例:ECサイト用に説明文を載せた料理動画)
・サイト誘導や商品購入などの集客
(例:お料理教室のレッスン動画)

ありがちな失敗が認知と集客の動画を混同してしまうことです。例えば、認知を増やしたいなら、短い動画の中で社名やサービス名を強調することが正攻法、逆に集客なら商品の中身やメリットを丁寧に解説することが大事になり、戦略は大きく異なります。

なんのために動画が必要なのかをしっかり確認しましょう。

2.「予算を決めておく」

料理動画制作にかけられる予算も事前に決めておいてください。良い制作会社はクライアントの予算を考え、最適な動画を提案してくれます。

予算が曖昧だと制作会社の提案もブレてしまい、戦略もボヤけてしまいます。さらに動画は追加料金が発生する場合があるので、あらかじめ上限を決めておかないと制作費が予想外に高騰する可能性もあります。

また、比較検討をしたいがために見積もりを急いでしまうのはとても良くわかります。しかし、クライアントが何を求めているのか?どのような動画を作るのか?わからない事が多い以上「〇〇円です」と金額を提示することは非常に難しいです。

もし、予算をハッキリと決められない場合は、制作会社に作りたい動画のイメージを伝え、どれくらいの制作費がかかるか聞きましょう。

3.「納期を決めておく」

動画をいつまでに納品してもらうかの納期も決めておいてください。料理動画の制作は修正が発生する場合があります。納期はできるだけ余裕を持っておきましょう。今の所、修正が発生しないケースはかなり少ないです。

「商品やECサイトのリリースまでに必要」など、どうしても期日を延ばせない事情がある場合は、予め伝えておきましょう。

ココナラでは、副業として活動しているクリエイターさんが多いかと思います。最初は問題なく進んでいたが、予定が合わなくなり納期が遅れてしまう。といったトラブルが発生するリスクもあります。

◎動画の質を上げる準備

次に制作会社の動画制作の質を上げるための重要な準備をします。制作会社が動画の企画案を作るとき、次の4つがあると「誰にどんな動画を提供するべきか」「動画の落とし所(誘導線)は何が良いか?」などが決めやすく、動画全体の構成がより具体的になって出てきます。

4.「参考動画を探す」

料理動画を依頼するときに多いのが、YouTubeから参考になる動画を探し、「これに近い動画を作って欲しい」という依頼です。参考動画があれば制作会社側も話がスムーズに進行しやすくなります。例えばYouTubeから参考動画を探してきて「ECサイトへの掲載が目的で、この動画がイメージに近いです」と依頼すると方向性が明確になります。

ただし、参考動画のクオリティが高すぎて、制作費がとても高くなってしまうということもあります。製作者も人間ですので、「良いものを安く買おう」とするとモチベーションの低下に繋がります。参考動画と制作費は確認しておきましょう。

5.「動画の長さを決めておく」

動画の長さがどれくらいになるかも設定しておきましょう。30秒以内、60秒以内、120秒以内などザックリで大丈夫です。基本的にはターゲットと配信媒体によって異なりますが、準備の段階で必要な理由は次の2つ。

・長さによって制作費が変わる
・動画内に盛り込むメッセージの数が変わる

制作費は動画の長さによって大きく変わってきます。
また、詰め込めるメッセージの数も変わります。

伝えたいことを可能な限り詰め込みたい!という声もいただきますが、これは決してやってはいけないことです。避けるためにも次の項目にも目を通しておきましょう。

6.「伝えたいこと・メッセージを決めておく」

メッセージは非常に大切になるため設定しておきましょう。メッセージを決める場合はいくつか準備しておき、その中から最も伝えたいことを決めることが重要です。

先程話した通り動画の中に伝えたいことを可能な限り詰め込みたい!という声は時折あります。しかしこれをやってしまうとターゲットへは何も伝わらず、見ずらい動画となってしまいます。

60秒以下の動画であればメッセージは1つか2つに絞っておきましょう。読む媒体と違い、動画はメッセージ数を詰め込むことができません。伝えたいメッセージから逆算して、動画の長さを決めるのもいいでしょう。


7.「ターゲットを決めておく」

どのような人に届けるのかを決めておきましょう。より多くの人に届けたい気持ちはとても良くわかります。しかし、ターゲットを細かく明確に設定しておいた方がより届きやすくなり、結果として動画の効果が高くなります。

どのくらい明確にするかというと

主人公は都内で一人暮らしをしている男性会社員(40代)。彼は毎日残業で帰るのが夜遅くである。ご飯を作る時間は無いがお腹は空いている。コンビニの弁当でも良いが年齢的にも健康が気になる。高くてもいいからせめて健康的なお弁当があればなぁ。と思っている。

ここまで来るともはや妄想の粋かもですがターゲットを明確にするのはこんなイメージです笑

8.「発信媒体・媒体数を決めておく」

動画を発信する媒体と数を設定しておきましょう。まず、媒体によっては制作する動画の長さやサイズが変わってきます。例えばインスタグラムに投稿する場合は最大60秒、サイズは正方形または縦長で制作します。

次に媒体数です。
料金さえ払えば自由に使えると思われがちですが、残念ながらそうでもありません。動画制作の料金は使用料のようなもので、媒体数が増えればそれだけ料金が増えるのです。
後からトラブルにならないようにするためにも媒体と媒体数は決めておくことをおすすめします。

◎これがあると完璧

9.「作る料理、またはレシピを決めておく」

作る料理、またはレシピを予め決めておきましょう。
料理動画を制作する会社ではレシピ開発をしている場合があります。
たとえレシピ開発をしているとしても、レシピのイメージやどんな料理を作るのかを予め決めておかないと、制作会社としては先が見えずモチベーションが下がってしまいます。

実際に頂いたご依頼でとても制作が全然進まない事がありました。
それがこちらです。

「私は料理には疎いのですべておまかせします。」だったり
「弊社で製造している食材で何かしら作ってみてください。」など
とても熱意があるのだけど、熱意が先走って何を作るのかが全く決まらない
ということがありました。
僕の実力不足な部分があるのですが、正直とても困りました笑

逆にとても助かったのは
「当社で販売している冷凍餃子の調理法を15秒の動画で説明してください。」
「指定の調理器具、調味料を使って激辛ラーメンを作ってください。」
このように何を作ればよいのかが依頼の時点ではっきりしていると話がスムーズに進み、短い時間でより良い動画を作ることができます。

短期間で効果的な動画を作るためにも、何を作ってもらいたいのかはしっかり決めておきましょう。

10.「企業のイメージが分かる資料」

これ必要なの?と思われるかもしれませんが、企業のイメージが分かる資料を準備しましょう。
料理動画を制作する上で企業のイメージで動画の作りが変わる事があります。
例えば、親子向けの商品を取り扱う企業なのに動画は渋かっこいい雰囲気で作ってしまっては企業イメージがブレてしまいます。
こんなことを避けるためにも

・会社のホームページ
・サービス・事業紹介
・商品のプレゼン資料(メリットや強み)
・過去の取り組み

これらの準備をしておきましょう。


まとめ

最低限必要な準備が必要なのは3つ
・目的を決めておく
・予算を決めておく
・納期を決めておく

動画の質を上げるための準備をしておくべき5つ
・参考動画を探す
・動画の長さを決めておく
・伝えたいこと・メッセージを決めておく
・ターゲットを決めておく
・発信媒体・媒体数を決めておく

これがあると完璧なのは2つ
・作る料理、またはレシピを決めておく
・企業イメージが分かる資料

以上、料理動画を依頼する前に10のことを準備しておきましょう!
もちろん10個すべてを準備する必要はありません。
制作会社と相談しながら決めていくこともできますので難しく考えず、積極的に問い合わせしてみてください。
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