東洋医学で考える~腰痛~

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腰痛はわれわれ人間にとっても身近なものかと思いますが、最近はペットの高齢化とともに腰痛のあるわんちゃんねこちゃんが増えてきています。
歩き方がおかしい、腰の付近を触ると嫌そうにする、動きが鈍くなったなどなど、何か症状がある子達がたくさんいます。
中医学的において腰は腎のグループに属します。
腎とは五臓の中の1つで「先天の本」と呼ばれ、生命力の元と考えられています。加齢によりこの腎のパワーは衰えていき、腰痛などの症状も出やすくなります。

腰痛のタイプとしては以下があります。

①寒湿腰痛
寒さや湿の邪気によって、腰の経絡が阻害されることで起こってきます。天気にも影響されます。
症状:腰が冷たくなり痛い、重怠い、安静時にも痛みあり
冷えるとより症状が悪化します。

②湿熱腰痛
湿熱の邪気によって、腰の経絡が阻害されることで起こってきます。熱感を伴い、天気にも影響されます。
症状:腰に熱感があり痛い、軽い運動で痛みは軽減
梅雨の時期などは要注意です。

③瘀血腰痛
瘀血とは血が滞っている状態を指しますが、この瘀血により腰の経絡が阻害されることによって起こってきます。
症状:腰で刺すような痛み、夜に重くなる、押さえるとさらに痛い
朝は痛みが軽く、夜症状が悪化するのが瘀血の特徴です。

④腎虚腰痛
腰は腎の府と呼ばれるぐらい、腎と密接な関係にあります。加齢により腎が衰えると腰痛といった腰の不調がでてきます。
症状:疲労時に悪化する痛み、マッサージでやや改善する、手足の冷え、全身のだるさ
疲労により悪化するので、横になれば改善する傾向にあります。

様々な腰痛のタイプはありますが、基本的にどのタイプであっても腰痛がある場合はお灸が有効なケースが多いです。


もし腰痛でお悩みのわんちゃんねこちゃんがいましたら、ぜひご自宅でお灸やってみましょう。

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