自殺未遂からの気づき⑤(自殺失敗編)

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コラム
ふっと目が覚めた


生きていた


自分で開けたのか、神様が開けてくれたのか


トイレのドアが開けられており


トイレで這いつくばっていた


酷い頭痛と身体がうまいこと動かない


少しづつ意識が戻りつつ状況を確認する


まずは死にきれなかったと思った


立ち上がろうにも立ち上がれず藻搔いていると


下半身に違和感を感じた


便を漏らしていたのだしかも両方


少し時間がたちトイレから上半身だけだし


下半身に着ていた服を取り合えずトイレの中で脱ぎ


這いつくばってお風呂場に行った


汚れた体を洗い流しながら、力が入らない手で頭からシャワーをかけた


状況があまり理解できなく


身体を洗い終わったら取り合えづ横になりたく


布団まで這いつくばって行った


酷い頭痛と気分が悪く、どういった状況なのか考える余裕は無かった


何時間かしてふと目が覚めた、相変わらず酷い頭痛


喉が渇き水を飲みに行こうと立ち上がるも


立ち上がりはしたがふらつき


壁越しに冷蔵庫に向かった


ペットボトルの水をこれでもかと言うほど飲んでいた


ようやく状況が掴めてきた


酷い気分の中で感情というものは無かった


本当に無だった、嬉しくも悲しくも何も感じない


「死にきれなかったな」と淡々と思った


ただ早く横になりたかった


横になって目を瞑っていた


何も考えられない、虚無感が身体を支配していた


しばらく横になっていると携帯が鳴った


目を向けると母親からだった


今までも連絡を頻繁に取ることは余り無かったのだが


こんな日に連絡が来るとは、


流石に電話に出れず、切れるのを待った


切れた瞬間に物凄い不安に襲われた


怖くなって携帯の電源を切った


怖くて怖くて布団の中で震えていた


日の光さえ怖かった、
たぶん丸一日布団の中にくるまっていつの間にか寝ていた


目が覚め立ち上がろうとした、昨日よりはふらつきが無かった


トイレに行き自分がしたことを改めて実感した


用を足したあと、トイレに合った七輪と自分の汚物が付いた服を片付け


また布団にくるまって横になっていた


何時間経ったのか、時間の感覚が無かった


窓の外を見ると多分昼頃だったと思う、


そんな時インターホンが鳴った




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