自由意志と永遠のはて。

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はじめまして、憩いちゃんです。

自由とか

人の意志について考えるとき

わたしは宇宙に想いを馳せます。

今日は自由意志について書いてみようと思います。

まずはテキストとして

時の洗礼を受けてなお、

その魅力はより普遍に輝き続ける、

COSMOS

カール・セーガン著 

下巻の引用から。。

「10 永遠のはて」より抜粋

クエーサーのことを考えると

わたしたちは、深い謎に直面する。

だが、クエーサーが、

どのような爆発だったとしても

ひとつだけ明らかだと思われることがある。

それは、このような激烈な出来事は

聞いたこともないような大破壊を伴うということである。

クエーサーの爆発があるたびに

何百万という世界が完全に破壊されるだろう

そのような世界のなかには

生物が住んでいる世界もあるだろうし

何が起こりつつあるかを理解している知的な生物のいる世界もあるだろう。

銀河の研究は、宇宙の秩序と美とを明らかにした

しかし、また、それは

これまでに想像もされなかったような

激烈な大混乱をもわたしたちに見せてくれた。

わたしたちは、

生命の存在出来る宇宙の中に住んでいるが、

これは、まことに素晴らしいことだ。

わたしたちはまた、

銀河や恒星や世界を破壊してしまうような

世界に住んでいるわけだが、

それもすばらしいことである。

宇宙は、友好的でもなければ

敵意を持っているわけでもない。

わたしたちのような

取るに足らない生物のことなど

気に留めていないだけである。

以上抜粋部分。pg.163

見たこともないような

美しい銀河

何千億光年の彼方に存在する

完璧な美のハーモニー

それから

強烈な放射能やガンマ線を放出し

自らを死に追い込む惑星群

硫酸の雨が降る灼熱の惑星

惑星が突っ込んで

その引力のために、形が歪められた銀河は

筋腫を患った子宮みたいだ。

宇宙は果てしなく

美しく、そして、混乱を極めている。

私たちも

そんな宇宙の片隅の、

そのまた端っこの小さな星に住んでいる。

ありがたいことに

地球の環境は穏やかで

安定した暮らしができる。

硫酸の雨は降らないし

高濃度の放射能やガンマ線のビームが

大気圏内で爆発することも、ない。

だけども

この地球のどこかでは、

ミサイルの雨が降り

わざわざ人工的に、

放射能の爆発を起こして大惨事になったりしてる。

それら全てから、あえて、

『いい』『悪い』を外してみる。

瞬間的に引っ張り出される

強い感情の爆発にまかせない。

なぜなら

私たちが絶え間なく受け続ける情報に

バイアスがかかっているからだ。

前回の記事で

Fear Appeal について書いた。

人々の恐怖心をマーケティングに使う手法のことであり

人々の心が恐怖心にどう反応していくかの心理学

集団として社会としての変化、反応（社会学）としても

使われる専門用語のことなんだけど、

fear-based thinking とも言われたりする。

詳しくはこちらからぜひ。

love-based thinking だとしたら？

いったん

『いい』『悪い』から外れてみる。

感情むき出しのまま突っ走るのは、

宇宙そのもののようでいて、同時に

宇宙の持つ美しい秩序の真逆のようでもあると思います。

銀河の研究は

宇宙の秩序と美とを明らかにしたが、同時に、

激烈な大混乱と破壊も私たちに見せてくれた。

人も銀河も、同じではないでしょうか？

だって私たちも、小さな小さな銀河の片隅の住人だからね。

美しい世界は『いい』のか？

それは私たちにとって都合が『いい』だけの

世界観ではないのか？

わたしにとってはいいけど

どこかで誰かが泣いてないか？

戦争はいけない

争いはいけない

じゃあ日本社会の過剰な集団圧力や

働き方は？

そのストレスからくる障害や犠牲は？

でも

株価は上がってる

経済は回さないといけない？

いますぐ投資始めなきゃ

損したくない？

電力は？

生活インフラは？

食料は？

みんな、自分の食べるもの、

自分で育ててる？

多分、違う。

じゃあ、全部が、

『悪』なのか？『闇』なのか？

ああ、頭がお花畑すぎるだろう。

短絡的すぎるのだ。

そんなのちっとも自由じゃない。

『正しさ』を追求すると

その永遠のはてに待つものは

『破壊と無秩序』な気がします。

宇宙は友好的でも敵意を持ってるわけでもない。

勝手に意味と解釈をつけて

感情的になって拡散しているのは人間で

その勝手な思い込みが

あらゆる争いの火種や束縛になってるわけで。

宇宙は

果てしなく

友好的でもなく

敵意もなく

わたしのことなんか構っちゃいない。

自由。

宇宙に生きるわたしを思うとき、

自由と永遠の時を感じます。

ここにあるのは

完全なる自由意志。

自由なわたしは

感情とは少し違う『情緒』豊かに暮らす。

なるべく自然と関わり

そうすることで見えてくる

心地よいリズムに身を委ねる

なんかいいなぁ〜

人や世間の価値基準ではない

わたしが感じる、体感する

なんか、いいなぁ〜。

その感覚は

なんだか神さまに近いような静謐で

わたしは安心して自分で居られる

そこに自由意志がある。

それを大切にする。

自由意志とは、

なんでも自分の想い通りに叶えることではなく

期待からも妬みからも欲望からも

全てから解放された

この広い宇宙銀河の片隅世界で

あなたはどう生きますか？

銀河は広く美しく、そして同時に混乱している。

人は優しく美しく、そして同時に混乱している。

銀河は友好的でもなく敵意もなく

わたしやあなたに構っちゃいない

どう生きますか？

幸せってなんでしょうか？

私たちの解釈も感じる心も行動も

本当は全部が自由意志なのです。

わたしはそこに

救いと癒しと憩いを感じるんです。