新年度に向けた別れと出会い 退職の申し入れ(退職交渉)

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ビジネス・マーケティング
このブログは私の人事・転職エージェントとしての経験を元に、私の身近で起きた採用・転職に関わることを綴って参ります。
業界・企業規模など特有のケース・事例が出てくるかもしれませんが、「そんなこともあるんだ」という暖かい目で見ていただけますと幸いです。
皆様の身の回りでは起こりえない事であってもご容赦ください。
採用の現場ではいろいろなことが起きているんです(笑)

早いもので2024年も2月となりました。
転職市場では新年度(2024年4月)入社に向けた採用活動がピークを迎えます。
なぜ1月~2月にかけて新年度に向けた採用がピークを迎えるかというと、
多くの企業において「退職する1か月前に退職を申し出ることと」と就業規則で定めていることが多いからです。

入社日から逆算すると、
1月下旬~2月中旬にかけて内定(採用通知)を得る → 2月中に退職を申し出る → 2024年4月1日付入社
というイメージです。

最近の転職市場では、1年中募集を行っている企業も増えているので「特定の時期に募集が増える」という事でもありませんが、心理的に『キリが良い』と思われるのか、新年度からの転職を望まれる方が一定数いらっしゃいます。
その為、2月中旬~下旬にかけては退職の申し入れが増える傾向にあります。

みなさま「退職の申し入れ(退職交渉)」ってどのようなイメージをお持ちですか?
引き留められたり、強く批判されて辞められないといったイメージをお持ちではないでしょうか。

時折「退職できるか不安です」「社長からダメと言われるのではないか」といった相談を受けることがあります。
そんな時には必ず「安心してください。退職できます。」とお伝えしています。
日本では憲法22条で『職業選択の自由』が規定されており、『「どこで」「どんな仕事に従事するか」を選ぶ権利を持っている』ということです。

そもそも会社が許す / 許さないということではありません
しかし、突然、従事している仕事を放り出して退職することは無責任ではないでしょうか。
退職した後も後任(周囲の方)がスムーズに業務を行えるよう引継ぐことが求められます。
その為に「退職する●か月前に退職を申し出ること」と就業規則で定めている企業が多いのです。

転職エージェントに勤めていた頃は「退職交渉」という表現を使っていましたが、最近「交渉」という表現は正しくないと気づきました。
「交渉」するのではなく「通告(相手方に告げ知らせること)」だと感じています。
その為、最近では「退職の申し入れ(自分の要求や希望を団体の責任者や個人に伝えること)」と呼んでいます。

これまでお世話になった会社に退職の意思を伝えるのは心苦しいものです。
穏便に笑顔で送り出して貰いたいとお思いになるのではないでしょうか。
ちょっとしたポイントを押さえるだけで退職の申し入れがスムーズに進みます。
これから会社に退職の意思を伝える方は、必ず感謝の気持ちも一緒にお伝えください。

伝え方がご不安な方、押さえるポイントをお知りになりたい方は下記サービスをご利用ください。

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