転職今昔物語

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ビジネス・マーケティング
本日は「転職今昔物語」と題して、転職支援を通して感じていることをお話させていただきます。

このブログは私の人事・転職エージェントとしての経験を元に、私の身近で起きた採用・転職に関わることを綴って参ります。
業界・企業規模など特有のケース・事例が出てくるかもしれませんが、「そんなこともあるんだ」という暖かい目で見ていただけますと幸いです。
皆様の身の回りでは起こりえない事であってもご容赦ください。
採用の現場ではいろいろなことが起きているんです(笑)

最近、転職支援の時によく聞くフレーズ
 『不満はないんですが転職を考えています』

そうなんです。不満はないが転職を考えているという人が増えています。
一昔前には「残業時間が長くて・・・」「給料が安くて・・・」「転勤が出来なくて・・・」といった理由で転職を考える方が一定数いらっしゃいました。
2020年前後からこういった声を聞くことが少なくなりました。
※2023年は1度も聞いていないような気が。

これは法律の整備等により働き方改革が進んできた成果のように思います。
その代わりに増えてきたのが『不満はないんですが転職を考えています』という方々。
話を伺っていくと「成長できない(成長できるイメージが持てない)」「(最低限は貰っているが)もっと年収をあげたい」といった要望が多いように感じています。
『不満はないけど不安がある』という表現が正しいかもしれません。

確かに会社の制度・仕組み上の問題で挑戦する場を与えて貰えないケース、給与が上がりづらいケースもあるようです。
ここで大切にしていただきたいことは「本当に今の会社では成長できないのか」「年収を上げることができないのか」という事と向き合って頂きたい。
ご自身の『求めている事』と向き合って頂きたい。

TV CMやインターネットの情報などから安易に転職活動を始められる方が増えています。
「転職」とは、会社が変わることは当然ながら人間関係、社風など「変わる事」がたくさん出てきます。
そういったリスクも踏まえて転職を検討頂きたいです。
『転職』って大変なんです。

私との面談を通して現職の良さを認識し、他社の事例を知り、転職活動を辞めた方がたくさんいらっしゃいます。
『ウチの会社って恵まれていたんですね』
そんな声をたくさん聞いてきました。
古いフレーズですが『転職は慎重に』

「転職で年収は上がらないのか」とお感じになった方がいらっしゃるかもしれません。
簡単ではありませんが、情報収集と準備を丁寧に行うことで年収アップを実現することが可能です。
この話はまた別の機会にお話をさせて頂きます。
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