悩みに重さは関係ありません

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これくらいのことで、
傷つく自分って…
愚痴っちゃう自分って…

悩みを抱えたときに、

・他の人と比較して自分の悩みをないがしろにする
・自分一人でなんとかしようとする

そういったことが多い方へ
今回は書いてみようと思います。


アダルトチルドレンという言葉はご存じでしょうか?

アダルトチルドレンとは
世間からみると普通の家族、
だけど実際には家族として機能をしていない中で
育った子供が大人になったときに抱える状態のことです。

家庭内ではありのままが許されません。
条件付きの愛情であったり、
こどもがこどもらしく自由に表現する場はありません。

家族の団欒、ちょっとしたユーモア、個人のプライバシー、
地域との関わりなど、一般的に家庭に存在する機能がありません。

そして、そんな家庭環境に気づいてくれる大人も、なかなかいません。

仕事に打ち込む父親、日本的な良き妻がいる家庭では、
良い子を演じることしかできないのです。

やがて大人になると、様々な生きづらさが現れます。

人間関係がうまくいかない。
自分が嫌い。自分が分からない。
自己肯定感が低く、物事を否定的に受け止める。
無価値感を感じやすく、いつも人への不信感がある。
嫌なことでも断れない。
日々の生活に楽しみを見出すことが苦手。
他人から認められないことに強い不安を覚える。
などなどです。

アダルトチルドレンは幼少期、
親自身がこどもを傷つけたと思っていない、
こどもも傷つけられたと思っていないことが多く、
これっていう原因が本人でも分かりません。

だけど、大人になると、
家庭環境に影響を受けた思考や癖に縛られる。

ほどこうと思えばいつでもほどけるリボンなのに、
いつまでも自分で堅く縛りつけてしまい、
自分の人生を生きることができません。

子育てが辛い、
こどもを可愛がれない、
親にされて嫌だったことをこどもにしてしまう、
こんなこともあります。(私の話です。)

だけど、本当に苦しんでいる人に比べると
このくらい大したことない悩みだし…。

こうして、
正直な感情や思いを認めてあげることなく、
後回し後回しになって生活をしていると、
自分はこういう人間という
アイデンティティーさえも
分からなくなってしまうことがあります。

いつも同じようなことで悩み、傷つき、疲れる。

気持ちのやり場もなく、
理解してくれる人もいない。

家族は近くにいるのに、孤独です。

こどもの頃に負ったその傷、
はっきりと言ってしまえば、
それは後遺症を伴う大きな傷です。

だけど、人に傷だと認めてもらわないと
傷を負ったと言えないのか…
自分が弱いから被害者意識が強くなるのか…
全くそうではありません。

あなたが感じる感情、すべてが正解です。

喜怒哀楽って、
楽しく喜び溢れるときだけがあなたらしい姿なのではなく、
怒っているとき、悲しんでいるときも本来のあなたです。

もっともっと傷ついたことを認めていい、
今感じているままに吐き出していい、
人にどう思われるより、自分がどう感じるかを
大切にしてほしいなって思います。

自分に正直になれる場所は、
家族の前だけでなくてもいいのです。

信頼でき、秘密を守ってくれる相手、
場所ならどこでもいい。

一人でノートや日記、
プライベートは伏せてSNSに書いてもいい。

しっかり感情を出すと、
自然と前に進みたくなりますし、
本当に必要な人だけが残ります。

かつて無条件で愛してくれていた存在、
自分が好きだったことを思い出すこともあります。

抱えている問題はつい自分の中では
大きくみえてしまうものですが、
あなたはそれだけでなく、
素直な素敵な本来のあなたらしさをきっと持っています。

いつかどこかで、
傷を抱えながらそれでも前に進もうとしている、
自分らしく生きたいと願うあなたの想いを
聞かせてもらたら嬉しいなと思います。

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