境界が教えてくれる2つのサイン

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境界が侵されたり、侵したりするときって
色んなサインが出ています。

どんなサインが出ていて、
そのサインに気づいたあと
どうすればいいんでしょうか?

そんなお話を今日は書いてみようと思います。

1つ目のサインは「感情」です。

なんかいやだなぁ。
もううんざりだなぁ。
想い通りに動いてくれなくて、なんかもどかしいなぁ。
自分の意見を軽視されてる感じがするなぁ。
モヤモヤ、ムカムカ、ザワザワするなぁ。
なーんか気になって放っておけないなぁ。
相手の言いなりになってる感じがするんだよなぁ。

こういった感情が起きているとき、
そのままを受け止めてあげてください。
できれば、感情が落ち着くまで待ってあげてください。

忙しい日々、家族のために動くことが多い女性は
なかなか自分のことまで手が回らない、
やりたいという気持ちはあるのに、
やろうと思っていたことさえ忘れてしまう…
こんなことありますよね。

なので、気づいたときにだけやってみる、
これだけでも自分を労わってあげられます。

感情を溜めていた方があとになって爆発するんじゃ…?

確かに、知らず知らずのうちに
悲しみや怒りの感情が溜まっていて、
そのことにも気が付かないまま
不機嫌な態度をとったり、相手に当たったりしてしまう。

相手に当たって、反応が返ってきて初めて
自分の悲しみや怒りに気が付くってことあります。

自分の感情は自分だけにしか分からないもの。
その大きさもしんどさも、自分だけのものです。

冷静に落ち着いて説明ができないと、
相手には否定されている感じ、
責められている感じしか伝わりません。

なので自分が気づいてあげられたときは、

あ、こういう感じがするんだね~
そのくらい大きくてしんどいんだね~
本当はこういうこと言いたかったんだ~

ってその感情をただ見つめてあげてください。
それだけで不思議と感情が落ち着きます。

これ、子どもが癇癪を起したとき、
要求が止まらないとき、
訳も分からず泣いているときにも使えます。

「なんか涙が出てくるのね~」
「なんかむしゃくしゃするのね~」
「うんうん、いいよいいよ。
 ここに居るから泣きたいだけ泣いてごらん。」
こんな風に。

そして話を戻すと、
自分から沸き起こってきた感情は
すぐに解決しようとは思わなくって大丈夫。

一旦少しその気持ちは横に置いておいて、
自分がその感情を扱えるサイズになるまで待ってあげてもいいと思います。

「わたし、今日イライラしています。」
「考え事があるから、少し無口になります。」
「今日はもうご飯作れないくらい、疲れてます。」

こういう宣言もいいと思います。

気持ちが扱えるサイズになれば、
もうそれは相手伝えられるタイミングです。

「こういうことされたら悲しい。」
「そういう言われ方はされたくない。」
「こうやってやってきたけど、本当は無理してたの。」

こんな風に沸き起こる感情を素直に伝えてみてください。

そして
2つ目のサインは
相手との関係が対等でなくなっている状況
が教えてくれるサインです。

・相手の責任まで追ってしまっている
・わたしの幸せが相手次第になっている
・全く話に耳を傾けてもらえない
・人格を否定される
・相手と意見が違うとき、言いづらい
・相手の要求に応えないと、
 いつか見捨てられてしまうかもしれない…
 要求に応えられない自分なんてありえない…と思う
・相手に気を遣いすぎて、気持ちを自由に表現できない
・我慢をしても、相手を満たしてあげるのが務めだと思う

こういったことが起きているとしたら、
それは相手から境界を侵されているし、
自分が相手の境界を侵しているのかも知れません。

相手の状況によってはもう伝えずに
「もうこれ以上は私は受け入れられない」と心で宣言をして、
相手から立ち去ることでも、自分を守れます。

もし逆に、自分はいい関係だと思っていたのに、
連絡がブチっと途絶えた、なんだか最近よそよそしい
としたら、それは相手からのサインですよ。

白黒つけるとか、
0・100で結論を出すとか、
責め立てられたらすぐ反論するって簡単です。

だけど、相手とどうなりたいのか?
大切な人なら、信頼関係が何よりもまず最優先です。

大切な相手になればなるほど、
このくらい分るでしょう、分かってくれるよねと
なってしまうところですが、
自分だけが快適に過ごすために相手がいるのではありませんよね。

日頃から相手の話に耳を傾ける。
相手の気持ち・立場を想像してみる。

そんな行動が、
相手を尊重することに繋がります。

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最後にまとめ。
境界に問題があるときに出るサインは2つ。

・感情のサイン
・相手との関係が対等でなくなっている状況が表すサイン

感情に対しては、ただその感情を見つけて、認めてあげる。
自分を認めてあげられることで、
相手の気持ちも尊重できるようになる。

相手との関係性に関しては、状況によっては相手を離れる。
もし相手が離れたとしても、離れたという状況を理解する。

大切な相手なら、
自分を分かってもらうことだけでなく、まず相手を知ろうとする。

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こういった内容でした。

境界って正解、不正解のある話ではありません。
完璧にできたから人間関係にはもう悩まない、って訳でもありません。

人って、スキや弱み、苦手なことが見えたときに、
不思議と親近感や魅力を感じるものからね。

あなたがあなた自身のことに気づき、
わたしには苦手な境界があるということ分かっていれば、
行き詰ったとき、うまくいかないとき、
自然とその理由がわかるようになります。


あなたの毎日がより快適で自由なものとなりますように。
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