自分を守るための境界

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好きで始めたことなのに、
いつの間にか相手を喜ばせたい、期待に応えたいと
必死になっているときがある。

そんなわたしは、この行動を続ければ
相手も同じように喜ばせてくれる、
労わってもらえるし大切にしてくれると思っている。

だけど感謝してもらえなかったり、
それが当たり前になってくると悲しいし、なんかムカムカもしてくる。


たとえ疲れていても大切な友人からの誘いは断らない。
そんなわたしは、
落ち込んで話を聞いて欲しいとき、
これだけ落ち込んでるんだから
当然親友なら聞いてくれるよねと思ってしまう。

忙しくて疲れが溜まってるとついイライラしてしまい、
ちょっとしたはずみに怒りが頂点に達して、ガミガミ言ってしまう。

批判されたと感じるとつい、自分の正当性を主張したくなって、
労りのない言葉を浴びせてしまう。

幼い頃、父親は何かあると怒りをすぐに態度に出していた。
怖い、悲しい、嫌だ、と言えなかった。
父親を避けて祖母のところへよく行っていたけど、
祖母からはいつも愚痴や不満を聞かされていた。


これぜんぶ境界が侵されている、境界を侵している状態です。
どれもわたしの実例です。
これもほんの一部ですが、
こんなにも「境界」って日常に溢れています。

「境界」を簡単に言うと、
自分自身を安全安心、快適に保つ枠のこと。

目に見える枠だけでなく、
考えること感じることすべてに枠はあります。

種類も様々で、こんなにあります。
・尊厳の境界
・思考や価値観の境界
・感情の境界
・身体の境界
・時間と空間の境界
・持ち物や空間の境界
・責任の境界
・性的な境界

境界線をどこに引くかも人それぞれ。
こういう時はこう思うだろう、感じるだろうと思っても
相手は生い立ちも経験も異なる、別人。

全く同じ感覚の人って、ほぼほぼ居ないんじゃないでしょうか。

人の話として聞くと、
それは良くないよなぁとか
こうしたらもっと良かったんじゃない?とか
簡単に言うことができます。

なのに、自分のこととなると、
ついつい身近な人ほど境界があいまいになったり、
自分のことは棚に上げてしまいたくなってしまうものです。
相手の問題にしてしまう方が簡単ですからね。

だけどそれでは、
自分自身の抱える悩みの根本、想いに気が付けない。
いつも同じことが繰り返されます

表面的な悩みや不満、感情は表現できても、
その裏にある本当の願いや、真の感情には自分でも気づけないものです。

なのでまずは、「境界」っていうものがあるんだぁ。
わたし今境界を侵入してるかも?されてるかも?と
ふとしたときに気づくだけでも、いいと思っています。

そうすると、
境界ってこういうことかなぁ?という気づきから、
つまり「わたし」ってどういうときにどう感じるんだろう?
「わたし」ってなんだろう?
って自分を知るきっかけにもなります。

自分が分かるようになると、
自然と相手を尊重し、
相手の境界も守れるようになります。


いつからでも人は変われるって、本気で思っています。
気づいたときがタイミングかも知れません。

境界ってとても奥が深いので、
続きはまた書きますね。

では~^^
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