空だって飛べるよ 1話 父の借金
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人に物心が付くのは何歳からなのだろうか。
因みに私は3歳である。
そしてその時にはもう
父が作った多額の借金にまみれた家庭の中にいた。
父が借金を負ったのは友人の保証人になり
それを踏み倒されたからだと言う。
当時の価格で1,000万。
だから気づいた時からうちはずっと貧乏だった。
親から何か買ってもらったという記憶が無い。
おもちゃや洋服どころじゃ無い。
市販のおやつ1つ買ってもらった記憶が無いのだ。
服は必ず誰かのお下がりだったし
ランドセルも親から買ってもらってない。
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空だって飛べるよ ~はじめに~