心理学系大学院修士課程の1日を紹介!

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こんにちは!
心理学研究員の原です。

今回は修士課程1年のときの生活を書いていきたいと思います。

■一人暮らしを始める
実家が神奈川にあるので白百合女子大学まで通えず、白百合女子大学から徒歩20分のところにあるアパートを借りました。
かなりのボロで洗濯機は外だったのですが、家賃が4万円で安い+シャワールームとトイレが別だったのですぐに決めました。そのときは、安いことしか考えていなかったのですが、実際に住んでみると玄関のドアがすき間だらけで廊下の様子がみえたり、夏はどれだけキッチンをきれいにしていてもGが出たり、1つ隣の人が中国人で話し声がうるさかったり、2つ隣の部屋の人が叫んでいたり、真下の一階からは23時頃からお経を読む声が聞こえてきたりetc...となかなか経験できない生活を送ることができました。おばけは苦手なので事故物件でない点がよかったです。食費を減らそうとキャベツの外の葉っぱをたくさんもらってきてキャベツ料理を作ったりしていました(^^;

■修士課程1年の1日
修士課程のときの過ごし方について述べさせていただきます。

7時 起床
8時 徒歩か自転車で通学(そのときの気分で決めてました)
8時半~9時 今日の授業の予習+朝食
9時~10時半 授業
10時半~13時 修士論文に使う文献研究・研究計画を立てる+昼食
13時~14時半 授業
15時~18時 図書館でアルバイト
18時~21時 修士論文に使う文献研究・研究計画を立てる+明日の文献研究準備
21時半 帰宅+夕食
23時 就寝

だいたいこんな感じの生活を送っていました。朝、バタバタするのが嫌で白百合は8時開門なので8時に着くようにしていました。
授業なのですが、ほとんどが英語のテキストを日本語に訳したものを持ってきてみんなの前で読むことが多かったです。だいたい一人20ページくらいだったので担当が近づくにつれて授業準備に時間が多く割かれる感じでした。日本語のテキストを用いた授業では、担当の章についてレジュメを作って発表しました。この他にも「子育て支援で必要なこと」などテーマ設定され、それについて自分の視点から発表することなどがありました。

こうやって授業の準備をしていたのですが、私は修士1年のときから修士論文に向けた文献研究にかなりの時間を割いていました。
男性の育児参加がテーマに含まれていたので、最初に女性(母親)の育児参加による心理的影響に関する論文を固めておかないと男性と比較が難しくなります。
比較を使って男女の違いを入れた方がいいと思ったので男性のも読みつつ女性の育児参加の論文や本を春から夏は重点的に読みました。
夏から冬は男性の育児参加に関する本を読んでいました。国内の男女の育児参加をメインにしているので国外の論文を読むことは少なかったですが、Developmental Psychologyやジェンダーの視点が入っているJournal of Marriage and Family、Sex Rolesは読んでいました。

土日は基本休みなのですが、論文や本を読みたかったので土曜日は研究日にして日曜日はジブリ、ルミネtheよしもと、おいしいものめぐりをしてゆっくり過ごしていました。といっても、疲れ切って寝て終わることがほとんどでしたが(-_-;)

正直、修士課程で本当にゆっくり過ごせた日はなかったです。新宿にあるお気に入りの喫茶店でゆっくりコーヒーを飲むのが好きだったのですが、そうすると論文が読みたくなってくるんです。電車に乗っていても同じ思いを抱くようになりました。文献研究をきちんとしてから仮説を立ててどのような分析をするのか明確にしたいという思いが強かったのかなと思っています。

修士2年に入ってから論文を読むのは土曜日の研究日だけにして比較的早めに質問紙調査の依頼を保育園にお願いに行きました。男性の育児参加なので保育園がぴったりなのですが、教員の依頼状があっても許可をしてくれる保育園は少なかったです。最終的には23園から協力が得られたのですが、60園くらいまわってこのような結果になりました。父親の場合、回収率が低くなるのでたくさん質問紙を配布するように言われていたのですが、23園でも分析に仕えたのは80名くらいでした。有効回答数がとても低かったのですが、まあ一応修士論文ができて良かったと思っています。

最終的に父親のサンプルサイズが少ないため分析できるかどうか悩んだのですが、分析を無事に終わらすことができて修士論文発表会や審査を無事に通ることができました。今思うのは、文献研究と研究計画をきちんと立てといたことが良かったと思いました。やっぱりその日その日の目標も大切ですし、1週間、1ヵ月後の目標も大切です。目標を立てることを意識していたので計画通りに進んだのかなと思っています。2年間はハードすぎましたが、研究者の基礎を育むことができてよかったと思っています。このおかげで博士課程が修了できたと思っているので辛いけど我慢してよかったです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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