ナースの必需品  点滴編

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コラム
病棟にいると、必ず点滴があります。

外来でも結構点滴をやることがあります。

1時間でやるように指示が出たり、6時間だったりと、ものによって色々です。

なので、一度量と時間が決まれば簡単です!

それまではどうやってやるか毎日考えていました。

点滴=天敵

計算の苦手な私にとって、点滴は苦痛でした。

集中治療室での初めての仕事で、いつでも点滴があります。

でも集中治療室の良いところは、ほとんどの点滴は器械を使っていました。

これは簡単で最高でした!

しかし、抗生物質の点滴は、自分で滴下を合わせる必要があります。6時間の予定で落としていたものが、見回りに行ったら、まだ3時間も立っていないのに、2/3を過ぎていました。

焦りました。。

その後は、点滴やる人の部屋には頻回に訪れてチェックをしていました。

点滴怖い。。

先輩がいい人だった時は、これくらいでおとすんだよと言って、教えてもらえたのでなんとか乗り切っていました。

しかし、ちゃんとメモをとっておかなかったため、自分で計算してやるように言われた時、滴下の速度を変えるのに初めは30分くらいかかっていました。

点滴の計算

点滴のルートがあり、ポタポタと落ちるあの速度を計算するのですが、1ml=15滴と復路に書かれていました。

100mlを30分でおとすには。。。

Xの式を使って、とても複雑な計算をしました。

しかし、正しい数字が出てこないのです。

結局計算しても、毎回違う数字になったり、秒で計算をしているから、混乱して出せないのです。

そして、こっそり同期のところに行き、教えてもらいました。

何度計算しても分からない。これは計算しない方がいいということになりました。

点滴の滴下早見表のカードを購入

また病棟で働くことになった時、すぐに滴下早見表を購入しました。



これは本当にすごいんです。1分で何滴落とせばいいかが書いているから、それに合わせて滴下を調整すればいいだけです。

こんな素敵な道具を作ってくれるなんて!!!

感激でした!!!

しかも、小児用の滴下も書いてあり、どのルートでも使えるんです!

さらに、意識のレベルまで書かれいて、心電図の貼り方まであるなんて!!!

この意識のレベルもいつでも必要な集中治療室にずっといれば、何も見なくても簡単にできますが、しばらくぶりに必要になった時、忘れてしまっていて、教科書見にいくわけにも行かないし、っていう時に、ポケットに入っているカードを見れば一目瞭然なんです。

これさえあれば私は点滴なんて怖くない!

点滴なんていくらでもやるよ!と強気になりました。

点滴=安心
この点滴早見表カードを手に入れてから、悪夢のようなXの式に悩まされることがなくなりました。

ルートを作る会社もなんでわかりづらい15滴で1mlなんてするんだろう?

小児用は60滴で1mlだから、これは計算がしやすいんです。

今はルートが変わって20滴=1mlとなりました。

これを計算でやってみようと思います。500mlの点滴を6時間(60分×6時間=360分)かけておとすためには、

輸液量 500ml➗ かかる時間(分)360 ✖︎ 滴下数 20 = 27,77

これが60秒間に27滴ということは、5秒で2滴くらいおちるように調整すれば点滴がちゃんと時間通りに落ちてくれるのです!!

今なら計算ができます!!!

訪問中はカードを持っていない時もあったりして、まさか今点滴やるの?という時がありました。

計算してだいたいで出してやるしかありません。

必需品は必ず自分と一緒に持ち歩かないといけないですね!

それでも、ちゃんとどういう計算方法なのかを理解しておくことも大切と思います。

私は今はやっと理解してわかるようになりました!わかった上で、時間の無駄を作らないために、早見表を使って慣れて、そのうち何もなくても点滴ができる人になっていくんでしょうね!!

健闘を祈ります!


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