精神科外来では

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精神科看護師の桂次です。

今回も「精神科の今」について投稿しています。


皆さんは精神科外来に行ったことがあるでしょうか?

ほとんどの方は行ったことも見たこともないでしょう。

ところで、精神科外来にはどういった方が多く来ているのでしょうか?

やはり、幻聴や妄想といった症状がいる人が多いと思っていませんか?

確かに精神科で入院している患者で多い病名は統合失調症(これは20年前から不変)です。しかし、外来で統合失調症は2割程度の数です。

外来で1番多いのは気分障害(うつ病を含む)で、外来全体の1/3を占めています。
以下、神経性・ストレス障害が2位、統合失調症が3位、認知症が4位となります。

要点として
*認知症は20年前に比べて5~7倍
*気分障害と神経・ストレス障害で全体の50%を占めている
*統合失調症は過去20年、ほぼ横ばい

それだけ、気分障害やストレス・神経障害と認知症が恐ろしい程、増えているんです。

精神科外来ではニュースで取り上げられる、超高齢社会とストレスフルな社会を如実に表われてきています。

また、受診数も20年前に比べて1.5~2倍近く増えてきています。

そのため、最近はどこの精神科・心療内科も新規患者さんは数カ月待ちといった状況も増えてきていています。

よって、多くの精神科は「受診したい」と思ってみても、初期治療までには時間がかかってしまうことが多いのではないかと推測します。
*うちの病院の精神科も緊急ではない限り、初診予約は1~2か月待ちです。

最近の精神科はそういう状況ですので、自分や身の回りの方が受診を躊躇っている場合は、どうか勇気を出して受診をしてみましょう。

それが早期発見・早期治療に繋がり、重症化を防ぐことに繋がりますので。

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不定期ですが、今後も少しずつ投稿をしていきます。

精神科看護師が実際に精神疾患になった体験を通して、

現在、様々な症状に悩んでいる方の力になりたいと思っています。

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