パニック障害~治療開始~

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精神科看護師の桂次です。

今回も私がパニック障害になったころの回想を投稿しています。


「パニック障害」が頭によぎった私は、直ぐに近くの心療内科を受診。

*当時は、「同僚には知られたくない」という思いから自分の病院は受診出来ませんでした。

心療内科での診断は「不安障害(パニック障害)」でした。

抗不安薬など薬を処方して貰い、

医師から仕事はしばらく休んだ方が良いと助言され

休むのに抵抗はありましたが、助言の通り上司に相談し2週間程度休むことにしました。

処方された薬の中には、私が病棟で患者さんに渡していた薬もあり、

当時はそれがとてもショッキングで、「患者になってしまった」と落ち込んでいました。

しかし、処方された薬は効果が高く、1週間程で症状は少しずつ緩和され、

それに伴い、日常生活も精神科看護師の知識から、

規則正しい生活習慣を心がけ、ストレッチや軽い運動、

コーヒーなど刺激物を避けて、禁酒と禁煙も実施しました。

この頃は根拠なく「直ぐに良くなる」と安易な考えがあったように思います。

そして2週間が経過し迎えた出勤の日。

駐車場に着くと動悸はするものの、何とか病棟まで行く事が出来ました。

病気は上司と自分だけの秘密事項にし、他のスタッフへは頭痛で通してい為、

質問責めがきつかったのですが、それでも何とか誤魔化し、業務に就くことが出来ました。
*いずれ後述しますが、結果的にこの判断が完治を遅くしてしまったように思えます。

その後多少動悸や吐き気がすることもありましたが、通院・内服治療を継続し

少しずつ日常を取り戻して来たという感覚を持ち始めた矢先、

今度は思いもよらない場所で症状が出ました。

それは理容室にいった時。

突然、「自由になれない」といった感覚を覚え、またあの時の強烈な動悸・吐き気を発症。

散髪を途中で中断し、逃げ出すように理容室を後にしました。

その後は、歯医者や渋滞の車中、外食、公共交通機関など様々な場所で発症するようになり、

それと当時に「また症状が起こってしまうのでは?」という感覚から

私の行動範囲は狭まっていきます。これが「予期不安」という感覚でした。

精神科看護師の知識として、しっかり勉強していましたが、まさかこんなに辛いとは。
当時は患者さんの心理はなってみないとわからないものだと痛感しました。

そして薬の量が増え私のパニック障害は最悪期を迎えるようになったのです。



不定期ですが、今後も少しずつ投稿をしていきます。

精神科看護師が実際に精神疾患になった体験を通して、

現在、様々な症状に悩んでいる方の力になりたいと思っています。

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