幼少期など、過去に辛い経験をしてしまうと、
その時の感情を抱えたまま大人になってしまう。
心も身体も成長しているはずなのに、昔の記憶はそのまま残り
その場に留まり続けてしまうことがあります。
例えば、幼少期に父親や母親から酷いことをされて、心を傷つけられると
本人が大人になり、子供ができて育児が始まると、当時のことを
嫌でも思い出し、その時の感情に引き戻されてしまう。
自分がされた辛い体験を子供にはさせたくないと頑張りすぎる人
ほど、過去に囚われて身動きが取れなくなってしまいます。
誰にも話さず一人で抱え込んで、歳をとっても、あの場所から動けない
そんな辛い思いをしていませんか?
過去と向き合った方がいいなんて、そんな簡単には言えません。
でも、人生の最後の日まで一人で抱えて苦しまないでほしいんです。
信頼できる人であれば、自分の嫌な部分を見せてでも、辛かったことや
本当の気持ちを聴いてもらって、一人で抱え込んだ荷物をおろし、
少しでも楽になることを優先してください。
もうこれ以上、過去に囚われ続けないできり…。
悲しいけれど、過去を帰ることはできません。
グチャグチャに詰まった過去の引き出しを、少しづつ整理して
閉じられるようになったら、見えていなかった未来の引き出しに
気付けるかもしれませんよ。