こんにちは、しじま@やさしい校正屋さんです!
今日は、私がサービス名や名乗りに用いている「やさしい校正」とは何か?ということについて、そこに込めた想いや目指している方向性を、改めて語らせていただきたいと思います。
まず、私が自身の校正サービスに関して用いる「やさしい」は、必ずひらがなで表記するようにしています。
それはこの「やさしい」には二つの意味……「優しい」と「易しい」が込められているからです。
この二つの言葉を辞書でひいてみると、概ね次のようなことが書かれています。
【優しい】…周囲や相手に気をつかって控えめである。おだやかである。悪い影響を及ぼさない。情がこまやかである。
【易しい】…簡単である。わかりやすい。
上記の二つの「やさしい」は、校正をする上でも非常に大切なことだと私は考えています。
校正という作業について、「文章の間違い探しをすること」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、他者の作品を校正する場合においては、ハッキリと「これは間違いだ!」と断言できるケースというのは、意外と少ないものです。
一見誤字や脱字に見える表記でも、作者がなにかしらのニュアンスやこだわりを込めている可能性がある以上、一方的に間違いと決めつけるような校正の仕方は傲慢と言えましょう。
ましてや、厳しい口調で「間違えているから直して!」と指示をして相手を萎縮させたり、作者の意向を尊重する姿勢が欠けたりしていては、校正者として良いお手伝いはできないと思っています。
また、指摘内容を伝える際も、問題点や改善案がわかりにくければ、作者や作品に上手くフィードバックすることができず、校正の意味や効果が薄れてしまいます。
当サービスでは、「作品は誰よりもまず作者のもの」「校正内容を作品に反映するかを決めるのも作者自身」という大前提のもと、常に謙虚さと丁寧さを忘れずに校正に取り組んでおります。
校正の開始前にトークルームにて、依頼者さまが校正に求める方針などをお伺いし、ひとりひとりの意向を尊重した校正に努めます。
誤字や脱字、変換ミスと思われる箇所に対して指摘のコメントを残す際も、「〇〇の脱字と思われます」「~という意味合いの場合、▽▽という表記の方が一般的とされています」など、優しく落ち着いた言葉づかいを心がけております。
決して、間違い探しや○×の採点のように、一方的に正解を押し付けることはいたしません。
また、指摘内容をお伝えする際は専門用語や難しい言い回しを避け、どなたでも理解しやすい簡単な文章でコメントをしております。
そして作者である依頼者さまが、さらに自身の作品や創作活動を好きになれるよう応援の気持ちを込めて、無料で「やさしい感想文」(校正した作品への短い感想文)をお付けしています。
こうした取り組みを通して、依頼しやすい、親しみやすい校正サービスを目指しております。
以上が、私が志している、優しくて易しい「やさしい校正」です!
もし「校正を依頼してみたいけど不安で……」という方がいらっしゃいましたら、上記の内容で少しでも不安が和らげば幸いです。
また、具体的なサービス内容や依頼の流れなどについて、ご不明点があればいつでもお気軽にお問い合わせください!
これからも、皆さまのお役に立てるサービスであれますように。