業(カルマ)のない人などいない

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インド占星術においては、業(カルマ)のない人などいないとされています。それは、インドから伝わって来た日本における仏教においても同じです。

 生まれてから死ぬまで、ずぅ~っと幸せなままでいられる人など、誰一人いないのです。
どんなに大金持ちの大富豪の人や芸能人、医師や資産家であっても、必ずどこかで人生の試練に向き合わざるを得ないものです。

 例えば、歌手の松田聖子さんは、アイドルとして大成功し、また2度の離婚を経て、3度目の結婚をしましたが、そんな中で最愛の一人娘である沙也加さんを喪っています。
 歌手の安室奈美恵さんは、幼いころから不遇の家庭環境で育ちながらも、苦労と努力を重ねて不動の人気の歌手になり、幸せの絶頂で結婚、妊娠、出産をしましたが、お母様を事件で喪い、離婚をされ、そして40歳という若さで引退をし、その後は一切の復帰をしていません。
 スティーブ・ジョブズも若くして病を患いこの世を去りました。マイケル・ジャクソンは、世界のエンターテイナーとして、キングオブポップの名を世界に轟かせるほどの才能の持ち主でしたが、非常に残念な形でこの世を去りました。
 挙げればキリがありませんが、巨万の富や名声名誉を得て、傍から見ればとても幸せそうに見えても、不慮の死を遂げたり、家族を喪ったり離別などの不幸に見舞われることは、我々一般庶民と何ら変わりないのが、業(カルマ)です。
 どんな人にも何らかの形で、人生の試練や業(カルマ)の清算のために、必ずつらい目に遭わされる出来事がやってくるのです。しかし、その人生の陰とも言えるものが、一転して人生を輝かせるものに変わることもあるのです。
 光は闇がなければ存在せず、闇もまた光がなければ存在しないのです。光闇一如であり、一体でもあります。それを、「つらい思いはしたくない」と逃げ続ければ、業(カルマ)はいつまでもあなたを追い続け、今生の人生を終えたとしても、その業(カルマ)が清算されていなければ、それは来世においてもどこかで、その業(カルマ)の清算のための出来事に遭遇させられることでしょう。

 相談業務をしていると、時々「死にたい」とおっしゃる方がいますが、ある程度の信頼関係を築けるようになったら、業(カルマ)のお話をします。
「たとえ自ら死を選んだとしても、その業(カルマ)は、また次の来世でも同じ出来事がやってくる。死んだら楽になるものではない。だから、今、そのつらい出来事に対して、どう対処するか、どういう方法ならば、どういう心の在り方ならば、乗り越えられそうか。それを一緒に考えましょう。」と。
 ここで、気持ちを切り替えられる人とそうでない人に分かれてしまうこともありますが、だいたいのお話を聴くと、それで落ち着きを取り戻される方が大半ですが、稀にホロスコープ上、かなり危険な状態にある方もいるのは事実です。それを見極めるには、まずは月がホロスコープ上、どの位置にいるのかに寄ります。

 どの占星術においても、共通することであるかと思いますが、月は心の象意があります。ですから、少なくともインド占星術においては、月の位置はかなり重視しています。
 ご自身の月の位置を知り、もしも悪い状態にあるとしたら、それを知った段階から早めに悪い方へ行かないための対処を考えると良いでしょう。
 早めの対処をすることによって、今生の人生における業(カルマ)の清算につなげることで、より良い人生を歩んでいただきたいと願っています。

 月の位置をお知りになりたい場合は、ぜひ当方のインド占星術をご利用いただけますと幸いです。

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