古代ギリシアの占い~デルファイのオラクル~【占い・数秘術】

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こんにちは!雪星【数秘術】です。

先日、数秘術の父と呼ばれるピタゴラスについてブログを書きました。

今回は、彼の生きていた古代ギリシャの占いである、デルファイのオラクル(神託)について調べてみましたので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

古代ギリシャでは、ポリスと呼ばれる都市国家が社会活動の基盤でした。有名なものでは、アテナイ、スパルタ、テーバイなどがありますね。デルファイはそうしたポリスの一つであり、ギリシャ中部のパルナッソス山麓にあり、紀元前8世紀から紀元後4世紀まで、世界の中心と呼ばれる聖地でした。

デルファイは、太陽神アポロンの神殿にあった神託所が有名です。アポロンはオリンポス12神の一柱で、主神ゼウスの息子です。アポロンは、この地で怪物ピュトンを退治した後、ピュティアと呼ばれる巫女を通して人々に神のお告げを与えました。

デルファイの神託は、古代ギリシャの歴史に大きな影響を与えました。例えば、ペルシア戦争の際には、「木の壁」によって身を守るように助言しました。この神託は解釈をめぐり人々の間で論争を巻き起こし、神託を誤って解釈しアテナイのアクロポリスにこもった人々が殺害されるという悲劇を引き起こしますが、「木の壁」は船を意味していると考えた人々が、テミストクレスに率いられサラミスの海戦で勝利をおさめ、ペルシア軍を退けることに成功したのです。

また、デルファイでは、4年に一度、ピュティア大祭が開催されました。この祭りでは、音楽や演劇、体育などの競技が行われ、勝者には月桂樹の冠が与えられました 。ピュティア大祭は、ギリシャの諸ポリスの連帯を高める政治的な役割も果たしました。4年に一度と聞くとオリンピア大祭(古代オリンピック)を連想するかもしれませんが、ピュティア大祭とオリンピア大祭は別物で、当時は、ネメア大祭、イストモス大祭を含めた4つの競技大会が定期的に開催されていたそうです。

私は、オラクルカードを使った占いもやるのですが、古来より「オラクル」が人々の決断に大きな役割を果たしてきたことを知り、身を引き締めて、カードに真摯に向き合っていかなければならないとの思いを一層強くしました。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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