私が考えた煙突の地図記号

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デザイン・イラスト
 前回は、漢字の「電」に、電気マークとハート形が発信元の塔のイメージを取り入れたデザインが特徴的な未来の「電波塔」の地図記号について紹介しました。

 次は、私たち人間に不快・有害な煙が屋内で拡散させるのを防ぐため、外部に排出するのに作られた筒状の装置「煙突」の地図記号について紹介します。

 従来の記号は、下の横棒だけが長い長方形に、煙突から煙が出る方向に横棒3つが縦に並んでいるデザインが特徴で、煙突の形である長方形と煙に該当する3つの横棒が縦に並んだ形がそのまま記号化したのが由来です。

 これはこれでシンプルで分かりやすいと思いますが、改めて従来のを見ると以下のような疑問が湧きました。

「『煙突』は工場の象徴的な存在であるので、この記号では工場のイメージが湧かないのでは?」

「なぜ、煙の形が縦に並んだ3つの横棒なのか?地図記号を決定した当時は、煙の形をそのまま書くのはNGとされていたのか?」

「(個人的に見ると)縦に並んだ3つの横棒は煙の形ではなく、間が離れた階段にしか見えないのでは?」

 このように思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。

230118煙突_オリジナル地図記号.png


 漢字の「突」の上に、初見の方が見てて印象が残る様にスマイル顔という「かわいらしさ」がある煙突の形と、工場の象徴的な存在であることを強調するために大きくモクモクとした煙の形を取り入れたデザインを記号化しました。

 このようなシンボルマークは、作成した私が見てても笑みがこぼれるので、実際に地図や教科書に載ると面白いのではとワクワクしている自分がいます。

 少しでも早く実現するといいですね。
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