前回は、「tea」の頭文字と茶畑の絵と融合した漢字の「茶」がデザインである未来の「茶畑」の地図記号について紹介しました。
次は、沖縄県や亜熱帯から熱帯地域に生息している「ヤシ科樹林」の地図記号について紹介します。
従来の記号は、ヤシの木の簡単なイメージに右方向に棒があるのが特徴的で、ヤシの木を横から見た様子が記号化されたのが由来です。
この由来を知ってから再び観察して、以下のように未来の地図記号を創作する動機が思い浮かびました。
「イラストからして分かりやすく覚えやすいが、『かっこよさ』とか『かわいさ』とか入れたい。」
他に思っていることはありますが、以前記事で書いた「私が考えた風車の地図記号」を創作する動機についてほぼ一緒なので、ここで割愛します。
このように思い浮かんでから、実際に創作して次のように未来の地図記号として表しました。こちらです。
筆文字で書いたような「ヤシ」とヤシの木のイメージとを融合したデザインにしました。
全体的には、この地図記号においての「かっこよさ」で表現していますが、その中でハート型のヤシの実が存在しているという「かわいさ」の要素も取り入れています。
また、日本語が分からない観光客にこれを見せると「これはなんやろう?」と検索で調べるようになると想像しながら作成しました。
このような地図記号が将来実現すれば、訪日客など見る人がどう反応するかが楽しみです。