私が考えた風車の地図記号

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デザイン・イラスト
 前回は、ハート入りのうかんむりに、アルファベット「P」「O」が入り混じりで成立している漢字の「公」が特徴的である「官公署」の地図記号について紹介しました。

 次は、風の影響による回転で得られる動力(風力)から発電や風速計などに利用されている装置「風車(ふうしゃ)」の地図記号について紹介します。

 従来の記号は、オランダ型の風車ではなく、風力タービンをイメージしたものでシンプルな所が特徴です。
 2006年に国土地理院が小中学生への公募で、当時中学一年生の生徒が提案したものが採用されたのが由来です。

「風車が風を受け力強く回っている感じが伝わってくる良いデザイン」と評価されたのが、採用の理由であるそうです。

 従来の由来を知ってから再び地図記号を見て、以下のように未来の地図記号を創作する動機が思い浮かびました。

「シンプルで分かりやすいが、もっとおしゃれな要素を入れたい」

「外国人に受ける日本独特または日本にしかない地図記号はどんなものか?」

「こうすれば少しでも記号に対して愛が溢れる感じがする」

 このように考えた私は、次のように未来の地図記号として表しました。こちらです。

230111風車_オリジナル地図記号.png

 全体的に形が風力タービンであるが、可愛さを強調したハート形から、「日本にしかないデザインの地図記号」「日本らしさの地図記号」として太さが筆文字で書いたようなものであるという初見の人にとってさらに印象に残るような仕上がりになっています。

 このような地図記号が将来、マップ(地図)に現れると地図記号に対して少しでも興味を持ったり、愛が溢れる人が出でくるのではないかと思うばかりです。
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