病に学ぶ

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コラム
私が以前読んだ本に、こんなくだりがあります。
人が病気になるのは、「エネルギーがなくなった」からではなく、「エネルギーを病気づくりに使った」ためなのです。…
病気をすることによって得することもあり、それを無意識のうちに求めている
これだけ聞くと、いま現在病気の方の多くは、なにをバカなことを言うんだ!、と腹立たしく思われるのではないでしょうか?

病気という体の変化は、よりよく生きたいという力の表れ…
まず病気が何を告げようとしているのか、素直に耳を傾けることです。…
病気のもとはストレス。ストレスは、あなた自身がつくり出しているのですから、ストレスをためない生き方をするということです。病気を治すには、『治る』というイメージを自分で持つことが大切です…
このようにいわれても、ピンときませんよね。
やっぱり、腹が立ってきませんか?
病気を自分でつくってるって?..冗談じゃないよ!
..ってね。

ストレスの説明があります。
たとえば、これまでの学校教育では、子どもたちは本来の生命力や個性を、なかなか認めてもらえませんでした。「もっとがんばれ。努力しろ。上を見ろ」と、終わりのない目標を掲げて、叱咤激励されるのです。いつも級友と比較され、条件つきでしか認められることのない子どもは、「自分は価値のある存在だ」と感じられなくなります。そして、おとなになっても自分を誉めたり、正当に評価したりできなくなってしまうのです。

どこまでいっても「理想の自分」に届かないというギャップは、永遠にストレスを生み出す回路を自分の中につくり出してしまいます。そして、ストレスが耐え切れないほどになると、体が悲鳴をあげるのです。…

ぼくは、「人間は、本当の自分を演じるために生まれてきた」と考えています。「本当の自分」を見つけて、その自分の望む方向へ向かって行動することが、生きる目的なのです。ぼくの言う「本当の自分」とは、どこか遠くにいる自分ではない、いまここにいる、「ありのままの自分」のことです。

「本当の自分」は、親や先生から教えられた「理想の自分」とは違うかもしれない。それに気づかず、「理想の自分」に向かって、見当はずれの努力を重ねている人が、あまりにも多いのです。
ここまで読んで、どうでしょう?

ひょっとして、いまの病気は、自分がつくったのかな?
心の隅に「疑惑」が湧いた方も、おみえになるかもしれませんね。

病気の目的は、「病気が治ること」ではないのです。「自分らしく生きよ」というメッセージを受けとること、それが目的なのです。

この本は、長年リウマチ治療に取り組んでこられた篠原佳年という医師が書かれた「サバイバルモードから抜け出す方法」
私の修めるSAT学の考え方とまったく共通します。

病気になったら、その自分としっかり向き合ってみましょう。
うつ病も、がんもそう。
自分の心にまとわりつくしがらみを、1つ1つ解いて、
自分が本当に望む「ありのままの自分」で、生きる一歩を踏み出しましょう!
あなたには、あなたの人生を生きる権利があるのだから。


これは、2012年5月13日に私が書いたものです。この本を読んだこと自体記憶に残っていませんが、11年前もいまも、伝えたいことは変わりません。
私は、いまでこそ健康そのものですが、健康関連ビジネスを主導していた頃は、その立場ゆえに、自分が健康でなければならないと、忙しくても1日1万歩歩いたり、結構ストイックに健康づくりに取り組んでいました。でもね、時々エネルギー切れして倒れたりもしていたんです。そんなの本当の健康づくりではありません。
人生は一度きり。生きたいように生きてみましょう。


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