目標設定のコツ

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誰が最初に言い出したんでしょうね。
George T. Doran, "There's a S. M. A. R. T. Way to Write Management Goals and Objectives", Management Review (AMA Forum), November 1981.が原典?

目標がちゃんと特定できたか否かをチェックする項目として、「SMART(スマート)の原則」というものがあります。
S:Specific(具体的)
M:Measurable(測定可能)
A:Attainable(達成可能)
R:Realistic(現実的)
T:Time-oriented(期限付き)
* A.R.T.の部分は種々あるようです。

具体的かつ現実的で達成できそうな、成果が見て取れる目標を立てて、いつまでにやるか期限を決める。

私の修めているSAT法(Structured Association Technique)にも同じようなものがあるので紹介しましょう。
■目標化の原則
大目標 → 中目標 → 小目標

●小目標化の基準
①具体的
②現実的
③実行自信度80%以上
④期間限定
⑤測定可能

こうして並べてみると、同じですか…

SMARTの「達成可能」というのが、より具体的に数字で示された。
「達成できそう」という自信度が80%以上ないと、行動に移せないと宗像はいいます。

ヘルスカウンセリングでは、
最終目標の達成のために、ひらめいた目標をさらに細分化してみたり、できそうなものを追加してみたり、あるいは、達成できそうじゃないと思うところにはなにがある?邪魔しているものはなに?
…と問うたりして、気づきを促します。

案外、この後者の訊き方が効いたりします。
「達成できそうじゃないなぁって思うんだよね、そこにどんな思いがあるのかな?」なんて逆説的に訊くことで、
「そうねー○○があるからね…」などと、
相手が障害に思っていることがフッと言葉になって出てきたりするものなんです。これがみつかったら、それをどうしたら解決できるのかです。

さらに、いまの自分がイヤ!こんな自分になれたらいいな…
そう思った時にとっていくといい行動の目標例も、「行動目標化カウンセリング」のワークシートに示されているんです。
ありたい自分をイメージし、
その行動目標例を目で追って眺めていると、これだ!というひらめきが起こります。
そしたらあとは、自分に合わせてカスタマイズすればいい。

こういうカウンセリングって、おもしろいと思いませんか?
ヘルスカウンセリング(SAT)は、このようにすべてが構造化されているため、そのシートに沿ってセルフカウンセリング/コーチングもできるんです。


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