ある日突然歩けなくなった僕 1

記事
コラム
※フェイクをもりもりに盛り込んでおります。

A太くん、10歳。
彼は2歳年上の兄と4歳年下の妹の3人兄弟。

お母さんは元気で明るく、フルタイムで働きながら祖母の介護も兼任しているような忙しい毎日を送っていた。
お父さんは優しくて穏やか。子煩悩で日曜日はめいっぱい子供と遊んでくれるような人柄。

そんな家庭で育ったA太君は少しやんちゃで活発な男の子。
兄の影響でサッカーを始めて、足も速く運動会ではいつも一番だった。

4年生の運動会で大活躍した翌週のことだった。

その日はまだまだ暑く、A太くんも半そで半ズボンで小学校に登校した。
少し先に行ってしまった兄を追いかけて家を飛び出した。

家を出て最初の交差点。

それは突然だった。

車がハンドル操作を誤って歩道に突っ込んできた。

つづく
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す