「本を出したいけれど、何をしたらいいの?」とモヤっとした方へ

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ビジネス・マーケティング
本を出したい人から相談を受けるときに頻繁に起きる話があります。
十分なキャリアと実績があるのですが、「講演会や集まりで話すのは得意なんですが、本の構成を考えるとなると何から始めていいのか、さっぱりわからない」という相談をよく受けます。
プロの編集者でも難関ともいえる部分ですので無理もないです。
少し前に、治療院を経営している方から相談を受けました。
「スマホから出る電磁波は人体に相当な悪影響を及ぼして健康にかかわる」という自説を商業出版したいという相談でした。
企画書の構成を読むと論文そのものという印象です。ちょっとこのままでは読む人はいるのだろうか?と思わざるを得ません。
ご本人とじっくり話してコンサルしていると、「寝るときにスマホにアラーム設定して枕の横に置いていませんんか?」と問いかけられました。
私はまさにやっていたので答えると、「絶対にそれ、やってはダメなんですよ!」と教えてくれました。
私が企画を考えるときに常に意識する「今の社会の動き、流行りとマッチしているか」に合致しているとピンときました。
「それ、メインテーマにしましょう。そういう人はうじゃうじゃいると思いませんか?」と言ったら、「目からうろこが落ちました」と納得してもらえました。
そうなると、論文が一般書に変わります。
『寝るときにスマホをベッドの横に置いてはいけない』(主婦の友社)
というタイトルで商業出版して話題書となりました。
・自分に知識やキャリア、知見があって書けること
・それを知りたい人はどんな人か? 何を教えれば喜んでもらえるか?
・それは今の日本で話題になっているか? なるようにどう寄せるか?
が商業出版への道だと思います。

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