50代既婚女性のその後と元愛人のアラフォー女性のお話

記事
コラム
おはようございます。昨日のブログでは数多くのお便りをいただきまして恐縮しております。

特にSNSでフォローいただいている方から「そういう職に就かなければ日常が壊れてしまうことは、我々が貧困と隣り合わせにいるってことなのですものね」、この一文でかなり救われました。

そうか、自分が言いたかったのはこれなんだと気付かされました。本当にありがとうございました。

それから多少の誤解も有ったようなので、ここで改めて説明したいと思います。まず、アラフィフの奥様、A子さん(人気風俗嬢)さんとは実際には会っておりません。

月に二回のメールも今だにいただくのですが、これには理由があったのです。彼女からのメールを眺めていると、僕の名前が全く出てこないことに気付いて、もしかしたらと彼女に聞いてみたんですね。

すると「あら、やっぱり判っちゃった?そうなの、あのメールはお客さんに出している営業メールなんだ(笑)」との返答が。

こういう細やかな配慮が人気に現れているのでしょうね。同じ個人向けサービスを行っている者としては多いに参考になるお話です。

こんな関係なので、個人的に逢ってどうのこうのということではないんですね。どちらかというと同士のような認識を持っているというのが正直なところです。

メールが来る度に頑張れ、A子さん!と心の中で叫んでメールを削除する、こんな感じでしょうか。

そして貧困という大層なテーマで書いてしまって分不相応だったと反省していたんですが、これも何かの流れというか運命なんでしょうか。

先週末にまた10数年ぶりにとある女性からメールが届いたのです。

要約すると、派遣の仕事で腰を痛めて今月の生活費が足りない。それですぐに稼げる仕事はないですか?ということでした。

彼女は、その昔には小さな芸能事務所に所属する女優兼モデルでしたが、彼女曰く「事務所の社長に騙されて」、社長と愛人契約を結ばされて子供まで生んだ人でした。

その後、社長の会社が倒産し、愛人契約も反故にされて、子供を抱えて途方にくれていた時に出会ったんですね。

微力ながら行政への手続きを手伝って、なんとか二人だけの生活をスタートさせたのを見届けてからはお互いに疎遠に。

下心が全く無かったとは言い切れませんが、それはそれでいいと思っていました。まずは子供が無事に育って欲しいと願ったのも事実ですから。

その子供もすでに小学生の高学年になり、彼女自身もアラフォー世代になったとのこと。

本当に月日の早さに驚くばかりですが、でもそんな悠長なことを言っている場合でもなく、いくつかの短期の仕事を紹介したのですが、その後はやはり連絡が途切れている状態です。

このままでいくと、また10数年後に突然メールが届くパターンかもしれません。でも連絡が無いことはいいことだと自分に言い聞かせている今現在です。

女の場合は完全なる貧困なんでしょうが、でも悲観はしていないんですね。仕事を紹介した後で来たメールの中身と雰囲気から、彼女が母親としてしっかりと生きていることを感じたんです。

「頑張りマス!」という力こぶの絵文字が、彼女の気持ちの強さを正直に表現しているようでした。

貧困とか苦労とか、確かに客観的な尺度や見方もあるのですが、でも当事者の意識次第でそのハードルの高さが違ってくることだけは間違いなさそうです。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す