実家っていいなと思うまで。

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見つけてくれてありがとうございます。

元No.1風俗嬢 nanaです。

お盆休みを通り越して未だ帰省中。

旦那がフルリモートの会社に転職し、
私自身もお店を卒業してから
帰省する(旦那は東京出身なので私の実家)
日数が3倍近く延びました。

ただ「実家っていいなあ〜」って
思うまでにまあまあの長い年月が
掛かったんですよね。

大学進学で上京するまでは
もちろん自分の家のことしか
分からなかったし、それが正しかった。

それが上京して心を壊して
ダムが決壊した途端
実家で起きた数々の出来事に対して
「あんなのおかしかったよ!」
「なんでこんなこと言ったんだよ!」
という気持ちが沸々と湧き

しばらく両親と距離をとるようになりました。
(端的に書くと全てに対して言い方がキツい親でした。
言葉選びが下手といってもいいかも。)

これは我が家庭の完全なる「陰」の
部分なんですが、
当時私が住んでいたアパートに(絶賛鬱病)
心配した両親と姉が様子を見にきたんです。
(姉とは仲良し。)

しかし両親の顔を見た瞬間、
私はもう、感情が爆発してしまって
「今まで傷ついていたこと」
「もっとこうして欲しかったこと」等を
泣き喚きながら伝え これでもかと強く当たり、
両親を部屋から追い出しました。

その時、姉は私に
「ああでもしないとわかんないよ。
吐き出せてよかったね。」
と、言ってきたのです。

嗚呼、あの家で息苦しかったのは
私だけじゃなかったんだ。
そう感じた瞬間でした。

きっと両親はすごく困惑したでしょう。
きっとあの後、もしかしたら涙を
流していたかもしれません。
けれども、あの出来事は我が家には
絶対に必要なことだったのです。

そのプチ事件があってから、
少しずつ私達家族は思っていること感じたことを
都度話し合えるようになりました。

負の感情を、悩みを溜め込まない為です。
私達は積もり積もった感情の爆発力を
知ってしまったので…。

兄、姉、もちろん私も両親に対して
「その考えは私とは違うよ!」
「もっとこういう言い方をしてよ!」
と冷静に伝えられるようになりました。

(恐らく、私が言葉を大切にしたいのは
言葉の選択がその人の精神面にどれだけ影響を
与えるかを無意識に感じていたからかも
しれません。)

少しずつ少しずつ、
両親も使う言葉が柔らかくなっていき
長時間の会話も可能になり
今ではお酒を飲み交わしながら
談笑できるようになりました。

10年は掛かりましたが…笑

負の感情を吐き出すことは
とても勇気がいることです。

けれども、伝えてみないと
変わらないこともあります。
(といっても我が家は特殊な例かも。
ワンチャン縁切りだったかもしれん。)

感情が募れば募るほど
状況が変わるor悪化する
どちらも有り得る賭けのような
手段になってしまうでしょう。

伝えるのはやはり怖い、
この伝え方でいいのか分からない。
迷ってしまったら
まずは、私に話してくれませんか?
そして心の荷物をおろしていきませんか?

その話の時はもちろん言葉遣いなんて
気にしなくて大丈夫です。

思うがままにぶつけてください。
心のノートにしちゃってください。


両親との過去を懐かしみながら
今日はこのへんで。

読んでいただきありがとうございました。


nana





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