マイナス・アピールを絶対しないようにしましょう。

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 面接でも「長所と短所」を聞かれることがあり、素直にそのまま答えて終わってしまうケースがありますが、「自分は慎重すぎてなかなか決断できないという短所がありました。でも、今ではそのことをよく自覚し、周囲の意見をよく聞いた上で、積極的に決断していくよう努力しています」という風に、マイナス・アピールをプラス・アピールに切り替える工夫が必要です。試験官に「自分の全て」を分かってもらう必要はないのであって、「自分のいい面のみ」を正しく分かってもらえればいいのです。

①長所は自己申告ではなく、事例や第三者評価で。
 「私は問題解決能力があります」「私にはリーダーシップがあります」などと勇ましく長所をアピールする場合もありますが、自己申告だけでは説得力がありません。「確かにそうだ」と思わせる事例を挙げたり、「私は友人や先生からよくこのように言われます」といった第三者評価で伝えるとよいでしょう。自分で自分を持ち上げるのは自画自賛で、時として鼻持ちならないこともありますが、事例に語らせる間接評価や第三者評価は聞く相手に「なるほどそうなのか」と聞く姿勢を持たせる「ティーアップ効果」があるのです。

②圧迫面接には前傾姿勢で、一生懸命対処しましょう。
 圧迫面接とは、元々は『面接の達人』等の就職試験ノウハウ本の中で定義づけられたもので、面接で受験者に対して、わざと意地悪な、もしくは威圧的な内容の質問や反論をし、これに対する応答・対応を評価する面接方法を指します。大学受験ではそこまでではなく、「本当にそうなの?」「どうしてそう思うの?」「そうとは言えないんじゃないの?」突っ込んだ確認作業をするために、結果として圧迫面接のように感じられるケースがほとんどです。実際には号泣しながら出て来た受験生もいるので、こうした光景を見てしまうと、ビビりますが、実は「圧迫面接だった!」と言っている受験生は多く合格しています。逆に「終始和気あいあいとしていて、笑い声が絶えなかった」と言っている受験生が落とされたりしていますので、油断はできません。とにかく、何を言われようが全て打ち返して、死に物狂いで答えることです。それがそのままプラス・アピールとなります。そのため、椅子に深々とは座らず、前傾姿勢で臨戦態勢を取って下さい。
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