読み手に負担を与えない文章を心がけましょう。②

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③「推敲」「字数」「添削」は大切です。
 全部書き終わってから推敲すると、最終段落の修正と全体の微修正ぐらいしかできないため、基本的には段落ごと推敲を心がけ(これなら大幅な修正でも時間内にできます)、慣れてくれば一文ごと推敲を心がけるとよいでしょう。そして、字数も最低8割をクリアしないと、採点対象外になる恐れがあるため(指定された条件で表現する能力が無いと見なされます)、字数的には9割以上書くことが基本であると考えるべきです。また、小論文はとにかく書かないと何も始まらないので、たくさん書く必要がありますが、それ以上に重要なのは添削指導を受けることです。経験豊な人の目から見れば、合格レベルに達しているかどうか、すぐに分かるため、真っ赤に添削された小論文を書き直してはまた真っ赤にされ、また書き直しては持って行く、という繰り返しがどうしても必要となるのです。
 さらに、短期間にレベルアップしようと思えば、人の小論文を添削してみることが効果的です。表現・内容面でチェックし、コメントを書いていくのですが、一番重要なのは自分が「採点者・試験官の立場」に立つことです。「自分が学校側だったら、この目の前の小論文を書いた人を入れたいか」「評価できるとしたら、どこがいいのか」「評価できないとしたら、学校に入れたくないとしたら、どこが悪いのか。そして、どう直せば評価できるようになるのか」といった観点で、必死になって添削し、コメントしてみることで「見る目」が変わってきます。例えば、1つのテーマについて自分でも書き、他に2人の人の小論文を添削すれば、1つのテーマにつき、3つの意見・小論文を照合したことになり、見識も相当深まります。そして、再び「書く側」に回った時、こうした視点を持った上で書くことができるようになるのです。そもそも人のミスが見抜けないようなら、自分のミスにも気付けません。

④仕上がったテーマがいくつかあるかが問題です。
 ただ「何回書いたことがある」ということが問題ではなく、添削指導を受け、「直して再提出⇔添削指導」のフィードバックの中で、「仕上がったテーマがいくつかあるか」を問題にしなければいけません。これがゼロなら、常に「ぶっつけ本番」であり、5個でも10個でもあれば、初めてのテーマでも自分の得意な分野に関連付けて応用することが可能となってきます。
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