小論文は「組み立て」で8割方決まります。①

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学び
①使える素材は「経験」「知識」「考え」の3つのみ。
 最初に「テーマ」に関して思いつくことを箇条書きに10でも20でも書き上げていきます。この時、優劣や順序は一切つけないのがコツです。使える材料は、「経験」「知識」「考え」の3つのみです。

「経験」=最も説得力を持ち、帰国生の最大の武器となります。したがって、「今までどんな経験をしてきたか」「その経験を今後の大学生活、社会生活にどう活かせると考えるか」ということになります。また、「人の経験を活用する」ということも可能です。帰国生の場合、たくさんの留学生と友達になっており、世界中に人脈が広がっているので、「私の友人にこういう人がいるが、・・・」などとすれば、「人の経験」も全て使用可能となります。

「知識」=最も短期間に吸収・習得できるとしたらこれです。例えば、経済学部・経営学部・商学部を目指すのであれば経済学や経済情勢、法学部を目指すのであれば法学や社会情勢に関して、それなりの知識を持っている必要があります。もちろん、受験生はまだ「専門家」ではないので、学者並の知識や政策提言できるほどの方案を持っている必要はありませんが、「専門分野を目指す者」として「最低限の知識」と「基本的な見解」を持っていることは当然とされます。この2つが乏しければ、「本当に目指しているのか、心からやりたいと思っているのか」と熱意を疑われても仕方がないでしょう。

「考え」=これは具体的には「キーワード」を駆使することになります。「少子高齢化」であれば「合計特殊出生率」「未婚化・晩婚化」「高齢化率」「高齢化社会・高齢社会・超高齢社会」など、「グローバル化」であれば「グローカル」「Think globally, act locally.」「多様性」「キャッシュレス社会」など、キーワードには多くの背景が含まれますので、だらだらと文章で説明するより読み手に与えるインパクトが増します。
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