「楽しい」という感覚がよく分からない人、意外と多いんです。(続き)

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コラム
(昨日の続きです。)

様々な理由で、私たちは「楽しい」という気持ちがどういうものか
わからなくなってしまいます。

でも、周りは特に深く考えずに「楽しい」「うれしい」を実践して
いるように見える。

こういうときは、すごく寂しい気持ちになりますよね。
自分だけ人並みの感情を味わっていないような、
自分が何かを欠落してしまっているような虚無感を
感じるかもしれません。

そして、「楽しいふり」をしてしまったり、
「みんながやっているからきっと楽しいんだろう」と
自分に言い聞かせつつ、でも「本当にこれって楽しいのかな」と
どこかで思いながら、イベントに参加したりしている。

そんなときは、ちょっと一人の時間を作って
自分の中の「楽しい」を感じるセンサーを磨いてあげると
いいかもしれません。

感情を感じるのも慣れが必要です。
例えばしょっちゅう怒っている人がいるとすれば、
その人は「怒り」を感じるセンサーがとても敏感です。

同じように、楽しいことに対するセンサーが今あまり
機能していないようであれば、機能できるようにして
あげましょう。

もし、いつもより少し気分が軽い気がしたら、
その理由を探してみます。

天気が良いから、
おいしいものを食べたから、
温かいお茶を飲んだから、
友達から連絡がきたから、
仕事でほめられたから、
運動をして身体の調子がいいから、
おもしろい番組を見たから、
たっぷり睡眠をとれたから…

ちょっとしたことですが、自分の心の動きに敏感に
なっていくと、自分にとっての快、不快を見分けやすく
なっていきます。

そうすると、人間関係や場の雰囲気についても、
この人と話したあとは気分がいい。
この人の近くにいるだけで、なんだか嫌な気分になる…
この場所にいると心地がいい。

理由は今はわからないけど、できるだけ早くここから離れたい。
ということも分かるようになってきます。

これをどんどん進化させると、
私は人が多いところは嫌いだけど、大音量で
音楽が流れているのは嫌いじゃない。
寒いのはいやだけど、食べ物がたくさんあったり、
熱気があるところは結構好きかも。
おうちパーティーの準備は面倒くさいからいやだけど、
みんなと同じこたつに入っているのは一体感があって、
けっこう良かった。
ということも分かるようになってきます。

行事やイベントって、いろいろな要素が絡んでくるので、
好きな要素もあれば嫌い、苦手な要素もあると思います。
好きな要素のほうが少しでも上回るようであれば、
イベントに参加してみても良いかもしれません。

もし「やっぱり嫌だ」と感じるようなら、無理に参加する
必要はまったくないと思います。

周りが
「それってヘンだよ」
「協調性ないなあ」
「つまんなくない?」
「一人だなんて寂しくない?」等、
言ってきても気にしない。

自分の時間を好きなように使う許可を、自分に出してみてください。
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