職場で、いつも同じ人間関係のトラブルを起こしてしまう意外な理由

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コラム
「パワハラで仕事をやめるのがもう5回目です。パワハラされるのはいつも男性で…」

「どの部署や職場に行っても、必ず女の先輩や女の上司との関係がこじれます」

「また上司と喧嘩して、カッとなって職場を唐突にやめちゃいました」

働くうえで、職場の人間関係はある程度避けられないものかもしれません。
よく聞くお悩みは、同じ人間関係のトラブルを繰り返してしまうということです。

色々な見方ができると思いますが、職場で問題が起きやすい人は
家族関係にもトラブルが多く、家族との関係を職場に持ち込んでいる
ことがあります。

いつも男性上司のパワハラに遭うのであれば、
お父さんが家庭内暴力やモラハラを繰り返す人だった。

いつも女性の上役との関係がうまくいかないのは、
お母さんや姉妹と仲が悪かった。

上司にちょっと注意をされるとすぐにカッとなってしまうのは、
親に対するのと同じコミュニケーションパターンを無意識に
行なっている場合があります。

頭ごなしに怒られることが多かった子供時代だったのかもしれません。

特に上司には、お父さん、お母さんとの関係を再現しやすいかもしれません。

もちろん、本当に上司自身に問題があって、早急に退職を考えた方が良い
ようなブラックな職場もあるでしょう。

でも、人間関係以外の、職場の待遇や仕事の内容は気に入っているので
辞めたくないと考えていたり、

同じパターンを繰り返す自分自身に問題があるのかな?と感じる場合は、
少し立ち止まって自分を見つめなおしてみると良いかもしれません。

まずできることとしては、パターンの詳細を把握することでしょうか。

上司のどんな一言がきっかけで、自分の感情のスイッチが入ったか。

何をきっかけに、上司を嫌いになることが多いか。

どのようなシチュエーションに自分を追い込むことが多いか。

例えば上司に言われた嫌味、「こんなことも分からないのか」という
一言が引っかかって頭を離れないとしたら、なぜその言葉は頭を
離れないのでしょう。

・バカにされたような気がして、屈辱的だから。

・仕事ができない奴だと、見放されたような気分になり、不安になるから。

・または、言われた言葉ではなく、頭ごなしの「言い方」自体が
いやだったから。
こちらの言い分を聞いてもらえず、我慢を強要される気がした。

同じ言葉を言われても、受け止め方は人それぞれです。

・お父さんがいつも他人を見下すような態度をとる人だった。

・成績が悪くなると、親が褒めてくれなくて不安だった。

・いつもお母さんには頭ごなしに叱られ、一方的に話し合いを
終わりにされていた。

裏には、こんな気持ちが隠れているかもしれません。

その気持ちをゆっくり癒していくことで、

「こんなことも分からないのか」と言われても

「はいはい」と聞き流せるようになったり、

「そんなこと言わないで下さいよー」と
かわせるようになったりします。

過敏に反応せず、何とかいなせるようになっていきます。

そして、気付くと嫌味を言う上司のターゲットには
されにくくなっていくものです。
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