喪失感がなかなかなくならないときに試してみてほしいシンプルな方法(後編)

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コラム
何かを失ったと感じるときには5つの段階があると言われています(諸説あります)
第1段階:こんなことが起きたなんて信じたくないという「否定、パニック」
第2段階:どうしてこんなことが自分の身に起きるんだろう、という「怒り」
第3段階:今度はもっとまじめにやるから、どうか時間を戻してほしい、などの「取引」
第4段階:もうこれから生きていくのが憂鬱だ、毎日がつらい、という「抑うつ」
第5段階:それでも生きていくしかない、生きていればそのうち良いことがあるかもしれない、という「受け入れ」
これは大切な人をなくしたときのセラピーに主に使われる方法ですが、いろんなことに
応用できると思います。
生活していると、ちょっとした「喪失感」って日々あると思うのです。
たとえば若さ。
髪に白髪を発見したり、ちょっと動いただけですぐに息が上がるようになったり。
または、だれかとの関係性。
学生の時は気兼ねなく話ができたけど、社会人になるとお互いの関係性が変わってきて、
もう昔のように何でも話せる間柄ではなくなってしまった。
そして、別の人生を生きる可能性。
パートナーが欲しかった、お母さんになってみたかった、仕事のキャリアをもっとちゃんと
築いていれば…。
こうした経験を一度もしたことのない人の方が珍しいのではないでしょうか。
そんなときは、その気持ちを見て見ぬふりをしないほうが、早く立ち直れるものです。
「あ、自分は今ショックを受けてるんだな」と気づいてみる。
「こんな状況、信じたくないな」と、否定したがっている自分を認めてみる。
「何であの頃に戻れないんだろう?」と怒ってみる。
「もう一回チャンスがあったら、今度はこうするのに」と思いきり後悔してみる。
「あーあ、もう生きていくの面倒くさいかも」と気が済むまでだらだらしてみる。
マイナスの感情を見つめるのはだれでもつらいものですが、味わい尽くすと
「まあ、明日はいつもどおり出勤するか」
「来週はもう少し笑顔でがんばってみよう」
と立ち直るときも不思議と早くなるものです。
哀しみのさなかにいるときは信じられないかもしれませんが、哀しいときは無理に
元気にふるまったり、何もなかったふりをしないで、じっとその気持ちを見つめてみるのは
いかがでしょうか。
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