四十肩・五十肩とは?

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ちょっと家の仕事をしたら肩が痛くて挙がらなくなった。そんなことが起こると、年のせいかなと諦めていませんか?巷でよく聞く「年のせい」。それで片付けられるのってモヤモヤしますよね。
中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。関節を構成する骨、軟骨、腱(筋肉の一部)などが老化して肩関節周囲の組織 に炎症を起こすことが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする 袋(滑液包)や関節を包む袋(関節包)が硬くなるとさらに動きが悪くなります。

日本整形外科学会 ホームページより引用(2023年6月8日閲覧)
主な症状としては、肩を動かした時や夜間にズキズキとした痛みが出現し眠れない、痛みが強く着替えや髪を結ぶ動作が困難になるなどの症状があります。

肩関節周囲炎は3つの病気に分けられ、1年〜3年の経過で回復していきます。炎症期:初めの症状として痛みが出現し、肩を動かすことが苦痛に なります。安静時の痛みや夜間痛を生じるようになり、拘縮 (関節が動きにくくなった状態)が徐々に進行します。
拘縮期:拘縮が中心となり、あらゆる方向に動きが狭くなります が、痛みは軽快していきます。
寛解期:拘縮が徐々にとれて、動きが改善していきます

肩の治療はご自身がどの時期にいるのかを知り、適切な運動をすることが大切です。
炎症期に無理をして激しい運動をしてしまうと、逆に肩の組織を壊してしまい痛みを増強させたり、治りにくくさせてしまう原因となります。
拘縮期は肩の周りの筋肉や組織がカチカチに硬くなっていて、動かすと痛みが出ます。ここを温めたり、負荷の少ない運動を行うことで、筋肉などの組織に新しい血液と酸素を送り、硬さを解いていきます。そうするとだんだん動かしやすくなっていきます。
寛解期はそれを抜けて痛み・動きともに改善してきた時期を言います。
まずは自分の状態を知ることが1番大事です。


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