傾聴力強化⑧「やっぱり、それでいい。」水島広子・細川貂々著

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学び
傾聴力強化12冊目に選んだのは水島広子・細川貂々著「やっぱり、それでいい。」です。
実は「それでいい。」という本の続編なのですが、まだ読んでいません。。。
それはいずれまたとして!

この本では、人の話をよく聞くけど疲れてしまう漫画家のてんてんさんが、水島先生のもとへ訪れるところから始まり、聞き方のワークショップを受けていきます。

「マンガでわかる」シリーズと違って、9割マンガです。本当にサクッと読めます。ちなみに「マンガでわかる」シリーズは半分程度は文章です。
ワークショップがマンガ形式なので、実際に受けているような感覚であっという間に読み進めていました。

印象的だった部分をいくつかご紹介します。

まず、今まで読んできた傾聴本の中ではあまり触れられていなかった部分、話を聞いている最中に思い浮かぶ自分の考えなどの雑念を一旦横に置いておくということ。「もっとこうした方がいいのに」とか、「それはダメだよ」とか。
「否定しない」「比較しない」「自分の考えを言わない」など、ほかの本で書かれていることが「それだ!!!」となりました。
私としてはマインドフルネス瞑想に共通する部分を感じました。雑念が浮かんでも「考えちゃだめだ!集中しなきゃ!」ではなく、「あー、お腹がすいているんだな」「近くを車が通ったんだな」と感じたら、浮かんだ考えをそのまま川に流すように手放し、また集中に戻るのです。

あと、心理カウンセラーの立場としては、「助けてあげたい!」「役に立ちたい!」と私自身感じていました。しかし、傾聴を勉強するうちにそれは押しつけであると考えるようになっていました。
それがこの本でも書かれています。カウンセラーに雑念があると(あえて雑念と書きます)、しっかり聴くことができず、クライエントもこの場は安全であると感じることができず、大事な話ができなくなってしまいます。遠赤外線ヒーターのように、こちらがじんわりぽかぽかした気持ちで聴けると、相手も安心して話すことができて、クライエントもぽかぽかして癒されていくという例が「そうだよなぁ」と感じました。

正直表紙のイラストで「まぁ軽い入門書だろう」と侮っておりましたが、間違いなく良書です!

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