集客手段として「ブログ」と「SNS」のどちらがよいのだろうか?
というお悩みを持たれる個人事業主や中小企業経営者の方は多いのではないでしょうか?
そこで今回はそれぞれの特長を踏まえてWebツールの集客について考察していきたいと思います。
結論
まずは、結論です。
集客手段として「ブログ」と「SNS」のどちらがよいのだろうか?
という質問に対する回答は「事業によって異なる」になります。
「ブログ」と「SNS」では大きく機能が異なります。それぞれの開発者が想定したユーザーがその機能を利用しており、開発目的が違うため当然ユーザー層も異なります。
SNSに向く業態
SNSの特徴を表すキーワードとしては「気軽さ」「拡散力「コミュニケーション」等があります。
これらを考慮すると「BtoC」企業、あるいは「CtoC」の業態がSNS集客に向いていると考えられます。
BtoCとは個人顧客向けの事業です。例えば、飲食やサロン、整骨院などが考えられるでしょう。
CtoCとは個人間の取引ですので、具体的にはメル〇リやココナラなどのプラットフォームが該当するでしょう。
写真や短い投稿文、ショート動画などで気軽に閲覧して、よければ拡散されるという形です。
SNSに向く価格帯
SNSに向く価格帯は「低価格」帯です。
上記のように基本的に「toC」個人客向けですので、一部の方を除き基本的に価格が低い方がなじみやすいかと思います。
もちろん、低くなければならないというわけではないので、ブランド価値を高める際にも有効です。
ブログに向く業態
こちらは「BtoB」企業が中心となります。
高級レストランにいくのに、ブランドストーリーやシェフの考え方・コンセプトを確認することはあるかと思いますが、比較的大衆的な食事はLINEを含むSNSを使うことの方がおおいのではないしょうか?
ブログでしっかりコンテンツを作り、顧客を「教育」してランクアップしセールスしていくにはブログ、あるいはYouTubeが向いています。
理由としては、しっかり情報量を伝えられるからです。また、ストック型のコンテンツを提供することにより、検討期間が比較的長くなるBtoB営業において対面以外でもランクアップさせるツールとして有効と言えるでしょう。
ブログに向く価格帯
Web制作やコンサルティング業など、比較的高単価(粗利が高い)事業にブログが向いています。
これらの事業は特にユーザーと事業者との間に情報の非対称性(=ユーザーにとってはむつかしいが、事業者は知識がある)がある場合が多いため、ユーザーにとって「学習期間」が必要です。
そのため、コンテンツでノウハウやTipsなどのお役立ち情報を継続的に提供することが大切です。
カスタマジャーニーを踏まえてビジネスマッピング
最後は、組み合わせです。
基本的にそれぞれのWebツールで完結することはありません。SNSをきっかけにHP(ホームページ)やLP(ランディングページ)にアクセスして購入に至る場合もありますし、HP(ホームページ)のSNSボタンでシェアしてもらえる場合もあるでしょう。
最初は手書きでよいので、顧客の行動=カスタマージャーニーにあわせてマッピングをしてみるとよいでしょう。それぞれのステージでどのような内容を発信するか整理することができます。
まとめ
SNSとブログのどちらが良い?というのは実は不毛な議論です。
どちらがよいではなく、どのように活用するかが大切です。それぞれの特長を理解して、あるいは組み合わせて自分なりの仕組みづくりをしていきましょう。